Webマーケティング全般

【Microsoft広告】フライヤー表示オプションの設定方法について解説

2024.08.05

Microsoft広告にはGoogle広告やYahoo!広告にはない独自の広告表示オプションがいくつか存在します。

その中の1つに「フライヤー表示オプション」というものがあるのはご存知でしょうか。

これは、テキスト広告の横に商品やプロモーションの画像を表示できる機能のことです。
更に画像にはリンクを添付することができ、指定のリンク先にユーザーを直接遷移させることができます。

そこで今回はMicrosoft広告独自の広告表示オプションの中から「フライヤー表示オプション」の特徴から設定方法までをご紹介します!
※2024年8月現在、管理画面での設定は可能になりましたが、実際に表示されるのは米国のみとなり、日本ではまだ未対応の機能となっています。

また、別の記事では、同じくMicrosoft広告独自の広告表示オプションである「フィルターリンク表示オプション」「行動喚起(CTA)表示オプション」についてまとめた記事もあるので、同じく設定を検討している方や機能について知りたい方は是非こちらもご覧ください。

LIGHT Marketing Blog
〇フィルターリンク表示オプションの設定方法について
https://www.light-marketing.jp/archive/3142

〇行動喚起(CTA)表示オプションの設定方法について
https://www.light-marketing.jp/archive/3191

1.フライヤー表示オプションとは

フライヤー表示オプションはMicrosoft広告独自の新しい広告表示オプション機能であり、冒頭で紹介の通り、テキスト広告の横に商品やプロモーションの画像を表示させることができます。例えば、「週末クーポン」や「期間限定セール」といった情報を画像で表示できるため、広告の視認性が向上することでCTRの改善が見込めます。

管理画面ではフライヤー表示オプションですが、公式ページでは「チラシ表示オプション」と表記されています。

掲載イメージ

同じくテキスト広告の横に画像を表示できる機能として「画像表示オプション」がありますが、表示可能な期間や設定可能な枚数に違いがあります。

一番の大きな違いはテキストの有無になります。フライヤー表示オプションは表示期間に制限があることからも「チラシ」として扱われているため、テキストを含んだ短期間のセールやクーポンを画像で表示させることができます。

設定の基本情報やルールの詳細は以下のヘルプページにも記載があるので、ご確認下さい。

Microsoft Advertising:チラシ拡張機能: 広告にチラシを追加する
https://help.ads.microsoft.com/#apex/ads/ja/60124/1

2.設定項目

フライヤー表示オプションの設定には以下4つの項目があります。

●チラシ画像
最小サイズ220px x 220px。画像サイズは3.9MB以内となります。透かしや「送料無料」のテキストは画像内に入れることができません。

●最終ページURL
ボタンを押した際に遷移させるリンク先のURLです。

●開始日 – 終了日
チラシが有効な期間を選択します。期間は最大1ヶ月(30日)です。

●ストア (オプション)
チラシにMicrosoftマーチャントセンターのフィードを紐付けたい場合に設定します。
チラシスポンサー広告とチラシカルーセルエクスペリエンスに必要です。

以上が設定に必要な項目となります。

3.設定方法

続いて設定方法の手順を解説していきます。

1.管理画面左のメニューバーより「広告と表示オプション」を選択して「広告表示オプション」を選択

2.広告表示オプションの一覧から「フライヤー表示オプション」を選択

3.「+フライヤー表示オプションを新規追加」を選択すると右に追加に必要な項目が出てくるので、必要情報を追加して「保存」

最後に保存したフライヤー表示オプションを設定する階層を選択して、設定完了となります。

フライヤー表示オプションは「アカウント・キャンペーン・広告グループ」の3つの階層別でそれぞれ設定することができます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

フライヤー表示オプションは画像表示オプションとうまく使い分けることで、より効果を発揮することが期待できる機能となっています。

セールやキャンペーンなど、一定期間でのみ訴求したい場合は「フライヤー表示オプション」、商品やサービスを連想させるような画像を常時表示させたい場合は「画像表示オプション」が向いています。

ECサイトやシーズンに応じてセールやクーポンを配布してキャンペーンを行うようなサービスには相性の良さそうな表示オプションになるかと思います。

日本ではまだ未対応ですが、いずれ対応されると思いますので、このような機能があることを覚えておき、対応された際はぜひフライヤー表示オプションを活用してみてください。