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Googleビジネスプロフィール運用時のペナルティに注意!

2023.02.13

昨今、Googleビジネスプロフィールの登録は店舗集客施策において欠かせないツールの一つとなっています。うまく活用することで、多くのユーザーに自分の店舗の良さを届け、来店数の向上に繋げることができます。
しかし、Googleビジネスプロフィールを運用していく中で、Googleが定めるガイドラインに抵触してしまった場合、ペナルティを受けたり、最悪はアカウント停止となるケースもあります。適切に運用するためにも、今回はペナルティの内容とその原因について紹介します。
参考:Googleビジネスプロフィール

1.ペナルティとは

Googleは、ユーザーに対して有益な情報を提供することを指針としています。そのため、Googleビジネスプロフィールを活用していくうえでも、Googleのガイドラインに沿って運用する必要があります。
このガイドラインに抵触した場合、アカウントに対してペナルティを受けてしまい、今後のツール運用において様々な制約が発生します。
Googleビジネスプロフィールでペナルティを受けてしまった際に生じる制限を以下、ご紹介します。
参考:ガイドライン

2.実際のペナルティ例

1.Googleアカウントの利用停止

最も重いペナルティがGoogleアカウントの利用停止です。
「やらせ」など虚偽の口コミを大量に投稿するなど大きな違反の場合は、この措置がとられることがあります。Googleアカウントが利用停止すると、GoogleドライブやGmailなども使えなくなってしまうため、顧客管理や売上管理などにGoogleを活用している方にとっては、集客以外の業務にも大きな影響を与える可能性があります。

2.Googleビジネスプロフィールの利用停止

Googleビジネスプロフィールの利用が停止してしまうと再開まで時間が掛かるため、検索結果に店舗情報が表示されなくなり、店舗情報の更新も反映されなくなります。そのため、売上にも大きな影響を与えることになります。

3.Googleマップにおける検索順位の下落

Googleは、検索キーワードとの関連性などに加えて、良質だと判断したコンテンツを検索結果の上位に表示させます。
そのため、ガイドラインに抵触すると検索結果における順位が大きく下落してしまう可能性があります。順位下落によって、ユーザーの目に止まる機会が少なくなるため、店舗の集客ができなくなり、売上低下にも繋がってしまいます。

4.投稿、口コミなどの非表示・削除

投稿や口コミ単体のガイドライン違反(不適切な表現など)の場合、該当する投稿・口コミなどが非表示または削除されることがあります。
アカウントに対しての影響度は低いですが、せっかく投稿した内容がユーザーに届かなくなってしまうため、注意が必要です。

3.ペナルティを受ける原因

原因①:禁止コンテンツの投稿

アルコールやタバコといった危険性のあるコンテンツ、性的なコンテンツ、暴力的なコンテンツなどは禁止されています。
また、美容・医療などに関わるビジネスの場合は、医療広告ガイドラインに違反していないかも注意が必要です。

原因②:誤った設定

Googleビジネスプロフィールで設定する「ビジネスの説明」にURLを記載することはガイドライン違反のため控える必要があります。

原因③:ビジネス名の違反

違反行為の中で一番該当しやすいものとして挙げられるのが、ビジネス名です。ビジネス名に登録できるのは、看板に書かれている店舗・施設名の正式名称となります。
PR目的のキーワードを含めたビジネス名の登録はペナルティの対象となるため、正式な店舗名を登録しましょう。
NG例)

原因④:虚偽の口コミ投稿

Googleマップには一般のユーザーが口コミを投稿する機能があります。ここで評価を上げるために、嘘の口コミを投稿することはペナルティの対象となります。
対価を払って大量の「やらせ」や「虚偽」の口コミを投稿させるような施策はガイドライン違反の対象となりますので注意してください。
NG例)自作自演、虚偽の評価

4.ペナルティを受けた時の対処法

まずは、ガイドラインに抵触した箇所の修正を行います。その後、アカウントの
回復リクエストページから申請を行います。通常は、申請後2・3週間程度で審査が完了します。ただし、回復リクエストが集中し審査窓口が混雑している場合は、数ヶ月ほどかかる場合もあるので注意が必要です。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はGoogleビジネスプロフィールを活用する際に気をつけるべきペナルティについて、まとめてみました。店舗集客ツールとして無料で活用できる有効な施策ですが、間違った活用によって、本来の成果を得られない。また、成果が半減してしまう恐れもありますので、ガイドラインに沿った運用を心がけることが重要となります。
2回ペナルティを受けてしまった場合、その後の回復リクエストの承認にかなりの時間を要してしまう事例も報告されていますので、仮にペナルティを受けてしまった際は、素早く修正を行い、2度とペナルティを受けないよう慎重に回復リクエストを申請しましょう。