Google広告

Yahoo広告

リスティング広告で指名キーワードは必要?

2021.04.22

ブランド名や商品名など「指名キーワード」で検索するときは、行き先のサイトが既に決まっていたり、購入などの行動意欲が高い状態です。

指名キーワードで検索広告が出稿されていれば、スムーズにサイトへ誘導することができ、キャンペーンやセール情報など、ユーザーに知って欲しい情報を伝えることもできます。

本記事では、なぜ指名キーワードでリスティング広告を出稿するのか。効果的な運用方法について紹介していきます。

1.指名キーワードとは

指名キーワードとは、その名の通り自社の企業名やブランド名などを指定したキーワードです。

指名キーワードで検索しているユーザーは、既に自社のサービスを認知して検索をしているので、一般キーワードよりも購入意欲が高い傾向にあります。

「購入意欲が高いユーザーが検索してくれるならリスティング広告を活用しなくても集客できるのではないか」と考えるかもしれませんが、指名キーワードを活用することで様々なメリットがあります。

2.指名キーワードを使用する理由

指名キーワードで検索しているユーザーに広告を配信する理由を2点紹介します。

1.競合他社の広告クリックを防ぐため
競合他社が自社の指名キーワードに対して広告を出稿している可能性があります。その場合、自社でリスティング広告を配信していないと、検索結果の上位に競合の広告が表示される状態となってしまいます。

そうすると、自社の指名検索をしたはずのユーザーは、自社サイトにたどり着かないまま競合サイトをクリックしてしまい、そのままアクションを起こしてしまう可能性があります。このような機会損失を防ぐために、指名キーワードで広告出稿することは有効であると言えます。

でも、なぜ広告主の商品やサービス名称に対して、他社の広告が表示されるのでしょうか?

Google広告、Yahoo!広告どちらの媒体も、他社による広告主の指名キーワードへの入札は仕様上可能となっているからです。

どちらの媒体もヘルプページに記載がありますので、よろしければ参考にして下さい。

Google広告参考記事:https://support.google.com/adspolicy/answer/6118?hl=ja

Yahoo!広告参考記事:https://marketing.yahoo.co.jp/guidelines/tmrestriction.html

2.検索結果の占有率を増やすため
ユーザーは検索結果を上から順に見て、どのサイトを閲覧するかを判断します。そのため検索結果の上位や、自然検索結果の1ページ目に表示されているサイトは閲覧されやすいと言われています。とある記事では、検索結果の1位は2位の倍近くのユーザーが流入しているというデータを公表しています。

画像引用元:https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/

指名検索の場合、広告を出稿していなくても自然検索結果が1位であることは多々見受けられますが、リスティング広告と合わせて配信することで、ファーストページビューを自社サイトだけで占有することもできます。

このように検索結果の上位を独占することにより、大半のユーザーを自社サイト誘導することも期待できます。

3.指名キーワードを効果的に使用するには

指名キーワードでリスティング広告を行う場合、どのように広告を配信すれば良いでしょうか。

1.タイトル・説明文に伝えたい情報を盛り込む
1つ目はタイトル・説明文にアピールしたい情報を記載することです。キャンペーン情報や期間限定情報を入れることにより、ユーザーへの効果的なアピールにつながり、決め手となる文言があることで購入意欲を更に高めることが期待できます。

2.広告表示オプションを使うことでユーザビリティを高める
タイトル・説明文以外に、広告表示オプションでもユーザーへ有益な情報を訴求することができます。こちらを有効活用することによって占有率も増やすことができるので、更に目につきやすくすることが可能です。

広告表示オプションごとの特徴については、過去にまとめた記事がございますので、こちらも参考にしてみてください。

▼Google広告表示オプションの種類や表示例、特徴についてご紹介
URL:https://www.light-marketing.jp/archive/540

4.まとめ

指名キーワードに対してリスティング広告を配信することで、競合他社の広告クリックを防いだり、検索結果の占有率を増やすことができます。自社や自社商材を想起しているユーザーを取り逃さないために必要なことです。広告や広告表示オプションの設定にまでこだわることでより効果的になりますので、是非ご活用下さい。