Google広告
2021.03.18
Googleリマーケティング広告は、広告主のウェブサイトなどを利用したことのあるユーザーに再アプローチするための広告です。
ディスプレイ広告において、一番ポピュラーな手法で、コンバージョンの確率も高いことから最も利用されている広告手法です。
リマーケティング広告は使い方次第で非常に有効活用できる広告手法のため、今回はリマーケティング広告の基本的な設定方法をご紹介します。
リマーケティングは、売上を伸ばす、登録数を増やす、ブランド認知度を高めるなど、さまざまな目的で活用できます。
リマーケティングは一度サイトを訪れたユーザーに再度アプローチすることはもちろんですが、以下のようなメリットがあります。
・商品を購入せずにサイトを離脱したユーザーへ別のオファーを提示できる
・商品の比較検討期間にも定期的にアプローチできる
・既存顧客にセールや新商品の発売などのイベントの案内ができる
見込み客へ再アプローチができることが一番の魅力ですが、使い方次第では様々な活用方法ができるかと思います。
リマーケティングの設定方法
Google広告でリマーケティングの基本的な設定は以下の2点です。
1.グローバルサイトタグを設置する
2.オーディエンスリストの作成と設定
1.グローバルサイトタグを設置する
リマーケティングでは、サイトを訪問したユーザーに「Cookie(クッキー)」という目印を付けるため「グローバルサイトタグ」をウェブサイトに設置する必要があります。
グローバルサイトタグの設定手順
1. [ツールと設定] > [オーディエンスマネージャー]をクリックします。
2. [オーディエンスソース] > Google広告タグの[詳細]をクリックします。
3. [タグを設定する]をクリックします。
※以下からは、タグを自分で追加するパターンとGoogleタグマネージャーを使用するパターンと2パターンにわかれます。
<タグを自分で追加する>場合
4. [タグを自分で追加する]をクリックします。
5. [グローバルサイトタグ]の部分にあるコードをコピーし、ウェブサイトの<head></head>タグの間に貼り付けます。
Googleタグマネージャーを使用する場合
4. [Googleタグマネージャーを使用する]をクリックします。
5. [コンバージョンID]をコピーします。
6. Googleタグマネージャーを開き、[タグ] > [新規]をクリックします。
※Googleタグマネージャーのアカウント開設については、以下をご参照ください。
https://www.light-marketing.jp/archive/486
7. [タグの設定] > [Google広告のリマーケティング]をクリックします。
8. Google広告管理画面でコピーした[コンバージョンID]を入力します。
9. [トリガー]をクリックします。
10. [All Pages]をクリックします。
11. [保存]を押して完了です。
※最後に「公開」をクリックすることをお忘れなく。
2.オーディエンスリストの作成と設定
グローバルサイトタグの設置が完了したら、次はオーディエンスリストの作成と設定をおこないます。
オーディエンスリストの設定手順
1. [ツールと設定] > [オーディエンスマネージャー]をクリックします。
2. [+]ボタン > [ウェブサイトを訪れたユーザー]を選択します。
3. 以下のキャプチャのとおり必要項目を入力し、[オーディエンスを作成]ボタンをクリックします。
こちらでオーディエンスリストの作成が完了です。
次は、オーディエンスを広告グループに紐付ける設定です。
4. [オーディエンス]タブ > [鉛筆]マーク > 対象の広告グループを選択します。
5. [閲覧]タブ > [ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法(リマーケティングと類似ユーザー)] > 該当のリストを選択し、保存します。
以上でタグの設置と、オーディエンスリストの設定が完了です。
こちらでリマーケティングの配信を開始することができます。
最後に念のため、グローバルサイトタグがアクティブか確認しましょう。
グローバルサイトタグの確認手順
1. [ツールと設定] > [オーディエンスマネージャー]をクリックします。
2. [オーディエンスソース] > Google広告タグの[詳細]をクリックします。
3. [オーディエンスソースは、過去24時間アクティブです]と表示されていれば問題ありません。
アラートが出ている場合は、設置ミスの可能性があるので、正しく設置されているか(コピペ、設置箇所など)をご確認ください。
いかがでしたでしょうか。
リマーケティングはGoogleディスプレイ広告では一番の基本であり、一番効果のでやすい配信手法でもあります。
設定自体も非常にシンプルで一度覚えてしまえば、次回からは難なく設定できるかと思います。
はじめて設定する場合は、なかなか手順がわからないこともあるかと思いますが、上記キャプチャは手順すべてを網羅しているため、参考にしていただければ幸いです。