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【Google広告】P-MAXで表示された検索カテゴリを確認する方法

2024.02.02

Google広告のP-MAXキャンペーンで検索カテゴリが確認できるようになったのはご存知でしょうか?

P-MAXはリリース以降、広告パフォーマンスを高めてくれるプロダクトの1つとなっていますが、確認できるデータが少ないため、Googleにお任せしている要素が強いメニューと言えます。

そんな中、検索カテゴリを確認できる機能がアップデートされました。

そこで本記事では、P-MAXで検索カテゴリを確認する方法について解説していきます。

1.検索カテゴリの確認方法

まず管理画面からP-MAXキャンペーンを選択します。

1.管理画面左の「分析情報とレポート」をクリックして、プルダウンメニューから「分析情報」を選択します。

2.分析情報に入り少し下にスクロールしていくと「消費者スポットライト」があります。
ここがP-MAXで検索カテゴリを確認する箇所になります。

この2つの手順のみになります。

ここではフィルターから様々な項目が選択できたり、高いパフォーマンスのカテゴリ、直近急上昇しているカテゴリなども確認できる機能が付いています。

また、この機能のリリース当初は期間も過去7日間か28日間しか選択できない仕様となっていましたが、現在はカスタムで期間を選択できるようになっています。

Google広告ヘルプ:検索語句に関する分析情報について
https://support.google.com/google-ads/answer/11386930?hl=ja

2.注意点

P-MAXの情報が開示されたことはプラスですが、1つ注意が必要なポイントがあります。

それはP-MAXの「検索語句に関する分析情報」は「検索語句」ではなく「検索キーワードのカテゴリ」ということです。

上位の検索カテゴリについて理解を深めることで、ユーザーが何を検索しているか、どのような語句を検索に使用しているか、どのカテゴリが上昇または下降しているかを把握して、広告とビジネスのアイデアに関するアイデアを得ることができます。

「検索カテゴリ」とは類似の検索語句がまとまったものになります。

例えば、ユーザーが「不動産 リースバック」と検索していた場合「不動産」「リースバック」の2つのカテゴリに分類される可能性があります。

※その逆のパターンもあり「不動産 リースバック」のカテゴリに「不動産」「リースバック」が分類されるような場合もあります

また、これらのすべてが分類されるわけではなく、検索量が少ない検索語句などはカテゴリ分けが難しいため、「他の検索語句」としてまとめられています。

3.活用例

続いて、これらのデータを確認した後の活用例もご紹介します。

それは、複数件コンバージョンが発生しているような検索語句を見つけたら、該当の検索語句をキーワードとして登録することです。

ユーザーの検索語句が検索キャンペーンの登録キーワードと同一の場合、配信はP-MAXよりも検索キャンペーンが優先されるため、該当のキーワードがあれば検索キャンペーンに追加すると良いと思われます。
※ただし、完全一致の場合限定
※部分一致およびフレーズ一致の場合はP-MAXと検索で品質が優位の方が配信

また、検索キャンペーンよりもP-MAXキャンペーンが既存のキーワードによって優先配信される場合は以下の通りです。

・検索ボリュームが少ない
・広告グループのすべてのクリエイティブまたはランディング ページが不承認となった。
・キャンペーンまたは広告グループの一部のターゲティング条件が満たされていない。
・キャンペーンが予算により制限されている。

Google広告ヘルプ:P-MAX キャンペーンについて
https://support.google.com/google-ads/answer/10724817

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

現状はまだ、検索カテゴリデータを用いて、P-MAX自体を直接改善することは難しいですが、検索カテゴリで得た情報を他に活用することはできます。

P-MAXは検索カテゴリ以外にも配信先のプレースメントが確認できたり、徐々に情報も開示され始めているので、今後P-MAXも他のプロダクト同様に改善ができるようアップデートされていくことを期待しましょう!