Google広告
2024.01.04
Google広告のP-MAXキャンペーンの設定にある「自動作成アセット」という機能はご存じでしょうか?
これはGoogleがサイトやLP内のコンテンツから情報を読み取り、アセットを自動生成してくれたり、パフォーマンスの向上が見込める場合に関連性の高いURLに誘導したりする機能になります。
動的検索広告に似た機能となっており、こちらを上手く活用することで、広告の関連性と掲載結果の向上に役立てることができますが、意図しないURLへ誘導してしまったりするデメリットも存在します。
そこで本記事では、自動生成アセット機能の説明と活用する際の注意点であるURLの除外方法について解説していきます。
自動作成アセットとは、冒頭でも紹介の通り、広告独自のコンテキストに基づき、広告見出しや説明文を生成する機能です。
動的検索広告をイメージすると分かりやすいかと思いますが、自動生成アセットを活用することで、ランディングページと広告文の文言を一致させ「広告の有効性」の改善を図ることができたりします。
また、自動生成アセットは広告見出し(15個)と説明文(4個)の上限にカウントされないため、さらに訴求できるポイントが増えるなどのメリットがあります。
以前まではβ版としてリリースされており、英語やスペイン語のみが対象となっていましたが、アップデートされて現在は日本語でも利用できるようになりました。
ただし、メリットの多い機能ですが、以下のような注意点も存在します。
これらのことを事前に防ぐために、自動生成アセットでもURLの除外設定が可能なため、利用する際はこれらをチェックしてから使用することをオススメします。
Google広告ヘルプ:P-MAX キャンペーンの自動作成アセットについて
https://support.google.com/google-ads/answer/10724897?hl=ja
まずは通常の自動生成アセットの設定方法を解説します。
1.対象のP-MAXキャンペーンを選択してから、管理画面左の「設定」を選択
2.「キャンペーン設定」の中にある以下の項目から設定を進める
3.「テキストアセット」と「最終ページURL」があり、基本的には2つセットでONにすることを推奨。ただし「テキストアセット」単体での設定も可能
※「テキストアセット」を選択しない状態で「最終ページURL」のみを選択することはできないため、注意が必要です
以上が自動生成アセットの設定方法になります。
続いて、ここからURLを除外する方法を解説していきます。
設定した状態からURLを除外する方法を解説していきます。まずURLを除外するには「テキストアセット」「最終ページURL」の両方をONにしないと設定することができません。
1.「最終ページURL」までチェックした後に「URLを除外」を選択
2.選択後は実際にURLを除外するページが出てくるため、除外したいURLを入力して追加することで指定のURLを除外
最後に「適応」させれば除外URLの完了です。
Google広告ヘルプ:P-MAX キャンペーンの自動作成アセットについて>URLの除外
https://support.google.com/google-ads/answer/10724897?hl=ja#url_exclusion
P-MAXでも自動生成アセット機能が使用できるようになったことで、更なるパフォーマンスの向上が期待でき、管理の手間も減らすことができる一方、事前に設定をしておかないと意図しない広告配信になってしまうケースも少なくありません。
今まで動的検索広告を使用しておらず、P-MAXで始めてこの機能を使用するという方も居ると思うので、活用する際は事前の注意事項を良く理解したうえで運用に取り入れていきましょう。