Google広告
2024.05.07
Google広告のP-MAXキャンペーンでは、1 つのキャンペーンで検索、YouTube、ディスプレイ、Discover、Gmail、マップまで、あらゆるチャネルに広告が配信できる特徴があり、
運用にかける工数を大幅に削減することもできます。
参考:P-MAXキャンペーンについては以下をご確認ください。
【Google広告】P-MAXキャンペーンの機能と設定方法について解説
一方で、基本的に機械学習を利用した自動化がメインとなるため、設定できる項目が少なく、従来はオーディエンスシグナルの追加やクリエイティブをアセットごとに分ける程度しか管理画面上で設定ができませんでした。
しかし「検索テーマ」という新機能が出てきたことで、キーワードを追加できるようになり運用の幅が広がりました。そこで今回は2023年度末にリリースされたP-MAXキャンペーンの新機能「検索テーマ」の特徴や使い方を解説いたします。
検索テーマとは、アセットグループごとに最大25個まで設定が可能な任意のキーワードです。
検索テーマを活用することで、設定したキーワードに関連するプレースメントを配信対象に加えることができます。これにより、ユーザーの検索内容やコンバージョン獲得につながった有益な情報をGoogleのAIに提供し、機械学習を促進させることが可能になります。
検索テーマを活用すると、機械学習が短期間では学習できないビジネスや顧客に関する知識を提供し、パフォーマンスを高めることができます。
参考:Googleヘルプ
P-MAX で検索テーマを活用して関連性の高い新たなトラフィックに配信する
要は、一番大きなメリットは、機械学習の学習期間を短縮できることです。
P-MAXは良くも悪くも自動化に「おまかせ」部分が多いですが、その反面、学習に時間がかかりキャンペーン開始直後のパフォーマンスが低下する場合もあります。
しかし、検索テーマを設定することで、学習のサポートを行うことができ、より最適化に近づけることができます。
公式のGoogleヘルプでも紹介されていますが、検索テーマを活用した方が良いケースには下記のようなものがあります。
・提供している商品やサービスに関する詳細な情報や最新情報がランディング ページに記載されていない。
・新規市場に参入したばかり、あるいは新しい商品やサービスをリリースしたばかりで、キャンペーンの過去の掲載結果のデータが十分に利用できない。
・年末商戦期に向けて新しいプロモーションやセールを展開する予定だが、利用できる過去の掲載結果のデータがあまりない。
・P-MAX でのリーチ(P-MAX における検索広告枠を含む)を拡大し、重要なビジネステーマを包括的に網羅したい。
・キャンペーンをすばやく軌道に乗せ、パフォーマンスを短期間で最適化するのに役立つ重要な情報を提供したい。
Googleヘルプより引用:P-MAX で検索テーマを活用して関連性の高い新たなトラフィックに配信する
上記ヘルプにもあるように、リリース直後のサービスや、学習期間を短くしたい場合、またLPに詳細な情報が記載されていない場合などは有効に働く可能性があります。
いかがでしたでしょうか。今回はP-MAX「検索テーマ」についてご紹介しました。
基本的に自動化がメインとなるキャンペーンのため、学習させる項目が少なかったですが、こちらの検索テーマを活用すれば、ユーザーの検索内容やコンバージョン獲得につながった有益な情報をGoogleのAIに提供し、機械学習を促進させることが可能になります。
使わない手はないと思いますので、是非活用してみてください。