Google広告
2022.04.28
類似ユーザーとは、新規ユーザーを効果的に集めるための手法の1つです。
この記事では、類似ユーザーとはなにか、メリットやデメリットはあるのか。さらに、実際にGoogle広告でのオーディエンスの作成方法やその先の設定方法までを解説していきます。
また、本記事ではGoogle広告に限定して解説をしますが、別の記事ではYahoo!広告に関してまとめた記事もあるので、Yahoo!広告での設定を検討されている方は、是非、下記の記事を参考にしてください!
Yahoo!の記事を先に見ていただいた方につきましては、一部重複している内容もございますので、改めて復習を兼ねて見ていただけますと幸いです!
Yahoo!ディスプレイ広告【類似ユーザー】の設定方法を解説
https://www.light-marketing.jp/archive/1202
類似ユーザーとは、Webサイトを訪れたユーザーやお問い合わせ、商品を購入したユーザーと共通する特徴を持ったユーザーをターゲティングすることができる手法です。
対象となるリストを作成することで、それに近しい興味・関心や行動履歴、属性を持つユーザーに向けて広告の配信が可能になります。
類似ユーザーターゲティングを活用するメリット
1.成果に繋がりやすい
例えば、コンバージョンしたユーザーをもとに作った類似ユーザーリストであれば、コンバージョンしたユーザーに近い属性を持っています。そのため、コンバージョンにつながりやすく、興味関心などのターゲティングに比べてコンバージョン率の向上も期待できます。
2.新規ユーザーを獲得できる
類似ユーザーの対象となるのは、基本的には新規ユーザーとなるため、新規ユーザーの獲得が期待できます。
3.設定が簡単にできる
類似ユーザーターゲティングの大元のリスト自体 (コンバージョンしたユーザーなど) を作成する手間はかかってしまいますが、比較的簡単に設定ができます。
類似ユーザーターゲティングを活用するデメリット
1.対象ユーザーが少ないと利用できない
類似ユーザーターゲティングは、対象のリストをもとにして作成されるため、もととなるリストの対象ユーザーが少ないと利用できないので注意が必要です。
2.成果はユーザーリストの質に依存する
類似ユーザーターゲティングの成果は、リストの質によって大きく変わります。質の悪いユーザーリストをもとにしてしまうと、必然的に類似ユーザーの質も悪くなってしまうため、成果につながりにくくなってしまいます。
以下のGoogle広告の公式ヘルプページにも「類似セグメントについて」の記事がございます。
Google参考記事:ディスプレイ ネットワークでの類似セグメントについて
https://support.google.com/google-ads/answer/2676774?hl=ja
ここからが今回の本題となります。Google広告の管理画面の操作の解説になります。
1.Google広告管理画面の「ツールと設定」を選択
2.「オーディエンスマネージャー」をクリック
3.「オーディエンスマネージャー」の中で「類似」と名前の付いたリストを選択。
ここでは※「All Convertersの類似」を選択 ※コンバージョンに至ったユーザーの類似ユーザー
Google広告は「コンバージョンユーザーの類似」「サイト訪問者の類似」など、類似オーディエンスリストが自動で生成されているので、こちらの類似リストを活用していきましょう。
YDAと比較して作成する必要がなく、非常に簡単に使用できるので、導入ハードルも低いのが特徴です。
ここで類似リストの格納場所と選択方法が分かりましたので、続いてキャンペーン・広告グループのいずれかにリストを追加する方法を解説していきます。
こちらも以前より設定がしやすい仕様となっておりますので、そのままの流れで設定まで完了させてしまいましょう!
Google参考記事:類似ユーザーをターゲットに追加する
https://support.google.com/google-ads/answer/7139569?hl=ja
そのままの流れで設定ができるので、画像内の番号はそのままで解説を続けたいと思います。
4.オーディエンスマネージャーのリストの中から、「All Convertersの類似」を選択すると、このような画面がでてくるので、設定するキャンペーンor広告グループを選択
5.オーディエンスリストを追加したいキャンペーンor広告グループを選択したら「次へ」を選択
6.ターゲティングの設定を指定。基本的には媒体推奨である「既存の設定に合わせる(推奨)」を選択。
ターゲティング設定については、下記の3つより選択することが可能。
既存の設定に合わせる(推奨)
追加するオーディエンスセグメントに現在の広告グループの設定が使われます。広告グループに有効なオーディエンスセグメントがない場合は、デフォルトの設定が選ばれます。デフォルトの設定は、検索とショッピングキャンペーンの場合は「モニタリング」、動画やディスプレイネットワークキャンペーンの場合は「ターゲティング」となります。
ターゲット設定
広告グループの設定がすべてのオーディエンスセグメントで変更されます。「ターゲティング」を使用すると、指定したオーディエンスセグメントのみに広告を表示するよう、リーチを絞り込むことができます。
モニタリング
広告グループの設定がすべてのオーディエンスセグメントで変更されます。[モニタリング] を使用すると、広告のターゲティングを絞り込まずにオーディエンス セグメントに関するレポートを取得できます。このオプションを動画キャンペーンで使用することはできません。
最後に「オーディエンスセグメントを追加」を選択して、設定が完了
おまけになりますが、Google広告では、検索向けの類似ユーザーと、ディスプレイネットワークでの類似セグメントの2種類がございますので、こちらもチェックしてください。
Google参考記事:検索向けの類似ユーザー機能について
https://support.google.com/google-ads/answer/7151628
Google参考記事:ディスプレイ ネットワークでの類似セグメントについて
https://support.google.com/google-ads/answer/2676774?hl=ja
いかがでしたでしょうか。
Yahoo!用の記事でも触れておりますが、Yahoo!広告では昨年、類似ユーザーの精度が向上するアップデートがありました。
Google広告でも今回解説したように、設定が非常にしやすい使用に変更されておりますので、実施されたことのない方がいれば、是非この機会に導入してみてはいかがでしょうか。