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【Google広告】アカウント単位の除外キーワードが設定可能に!P-MAXで除外キーワード設定も可能

2023.02.20

Google広告では従来キャンペーン単位、広告グループ単位での除外キーワード設定が可能でしたが、2023年1月28日より、Google広告にてアカウント単位の除外キーワードが設定可能となったことがアナウンスされました。

これにより、P-MAXの除外に関しても自分で除外キーワードが設定できるようになりました。

Google広告ヘルプ:アカウント単位の除外キーワードについて
https://support.google.com/google-ads/answer/11396330?hl=ja

今回のアップデートでできるようになったことやアップデートによって期待できることをご紹介いたします。

1.Google広告の除外キーワードとは

Google広告の除外キーワードとは、検索広告に対して広告を配信しないキーワードを登録する機能のことです。

除外キーワードには、完全一致、部分一致、フレーズ一致の3種類があります。

尚、こちらのマッチタイプは通常のキーワードのマッチタイプとは異なります。
主な違いは、類義語、単語の単数形や複数形、表記のゆれや誤字などの関連パターンも除外の対象に追加する必要があることです。

■ 完全一致:
登録キーワードに含まれるすべての語句が「同じ語順」で「別の語句を含まず」に検索された場合に配信されない
■ 部分一致:
登録キーワードに含まれるすべての語句が検索された場合に配信されない(語順は問わない)
■ フレーズ一致:
登録キーワードに含まれるすべての語句が「同じ語順」で検索された場合に配信されない

Google広告ヘルプ:除外キーワードについて
https://support.google.com/google-ads/answer/12437241?hl=ja&visit_id=638122106537164924-2319250514&rd=1

2.アカウント単位での除外キーワード設定について

除外キーワードを活用すれば、成果につながらないキーワードへの配信を防げるため、広告費の最適化やコンバージョン率の向上などを見込めます。
また、広告主の意向や、競合他社からの依頼により、広告配信してはいけないキーワードも存在することがあります。

<広告配信NGになり得るキーワード例>

・ 自社の会社名(店舗)のキーワード
・ 自社の商品名を表すキーワード
・ 競合他社の指名キーワード
・ 誹謗中傷キーワード
・ ネガティブキーワード
・ その他、広告配信において効果が悪化するキーワード

これらのキーワードは除外キーワードの設定により、広告配信から除外することができますが、P-MAXの配信においては従来は除外キーワードを自分で設定することができなかったため、Google広告担当者に除外キーワードの設定依頼をする必要がありました。

特に除外キーワードがフレキシブルに発生するケースでは、P-MAXの配信を踏み切れない場合も多かったのではないでしょうか。

今回のアップデートによりGoogle広告担当者に依頼を行う必要がなくなり、広告管理画面で除外キーワードを管理できるようになりました。

アカウント単位の除外設定を行うことで、検索、P-MAX、ショッピングなどのすべての検索広告枠とショッピング広告枠が除外の対象となります。

3.アカウント単位の除外キーワードの設定方法

設定方法は、非常にシンプルです。

1.Google広告の管理画面から[設定] タブをクリックします。

2.[アカウント設定]をクリックします。

3.[除外キーワード] セクションを展開して「+」マークボタンから設定ができます。

4.アカウント単位の除外キーワード設定の注意点

アカウント単位の除外キーワード設定をおこなう際に注意しておくと良い点がございます。

1アカウントの除外キーワードは最大1,000個まで

アカウントごとに除外キーワードを設定することができますが、除外キーワードの登録上限数は1,000個までとなります。

除外キーワード数の上限が定められているため、注意が必要です。

1,000個以上に除外キーワード登録をしたい場合は、除外キーワードリストあるいは各キャンペーンで除外キーワード登録する必要があります。

5.【番外編】P-MAXキャンペーンのみで除外キーワード設定したい場合

アカウント単位での除外キーワード設定を活用すれば、P-MAXキャンペーンにも反映されますが、様々な理由で、どうしてもP-MAXキャンペーンのみ除外キーワード設定したい場合もあるかと思います。

その際の除外キーワードの設定方法をご紹介します。

1.Google広告担当に依頼する

Google広告のアカウントにGoogle担当者がついていれば、その方に依頼すれば設定することができます。
その際に、委任に関するやり取りを交わす必要があります。

2.Google広告サポートセンター経由で依頼する

Google広告のアカウントに担当がついていない場合は、Google広告サポートセンター経由で依頼することも可能です。
依頼方法は、
・Google広告管理画面から[ヘルプ] ⇒ [問い合わせ]からP-MAXで除外キーワードを設定したい旨を送信すれば、Google広告サポートセンター経由でも可能です。
その際に、委任に関するやり取りを交わす必要があります。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、Google広告のアカウント単位での除外キーワードの設定についてご紹介しました。

今まではP-MAXを運用していく上で、課題となる点が除外キーワードでした。
今回のアップデートによって、P-MAXでも除外キーワードが設定できるようになったので、導入ハードルは下がったと言えるのではないでしょうか。

一方で、アカウント単位での除外キーワード設定を利用する際は、本当にその検索キーワードは除外するべきなのかは、事前に十分に検討する必要がありますので、利用する際はこれまで以上に注意して登録するようにしましょう。