Google広告

【初心者必見】リスティング広告のキーワード選定に使えるツール4選

2020.11.19

リスティング広告は、Webマーケティングの中でも最もメジャーな広告手法です。

ユーザーが検索した時にダイレクトに広告を出すことができ、且つクリックされた時にだけ課金されるシステムのため、参入障壁も低く、最も活用されているマーケティング手法です。

しかし、シンプルだからこそ奥が深い部分やアップデートの多さ、そして手間がかかる広告でもあります。

そんなリスティング広告を出稿するにあたり、最も重要となるのが、キーワード選定です。
このキーワード選定をしっかり考えて行わないと、後々の成果に大きく影響が出てしまいます。

キーワード選定におけるポイントは多々ありますが、今回は最初の段階でキーワード選定を行う際に活用できる便利なツールをご紹介します。

1.キーワードプランナー

キーワードを選定する際の一番代表的なツールはGoogle広告のキーワードプランナーです。
キーワード毎の月間検索ボリュームや、競合性がどれくらいあるのかなどを確認することができます。

以下のような内容を調べることができます。

  • キーワードの月間平均検索ボリューム
  • キーワードの競合性
  • ページが上部/下部に掲載された広告の入札単価
  • キーワードのトレンドの推移
  • 関連性の高いキーワード候補
  • デバイス別の検索の割合
  • リスティング広告におけるキーワードの競合性
  • 表示回数、クリック数、費用の予測データ

検索ボリュームの表示制限について

キーワードプランナーの注意点として、検索ボリュームの表記がGoogle広告に出稿していないアカウントは曖昧な数値として表記されるという一部機能制限があります。
(※数千円ほどの配信金額でも、同様の事象がおきます。)

ざっくり「1万~10万」と表記されている際は、こちらに該当している可能性があるため、別のGoogle広告に出稿しているアカウントで調査することをおすすめします。

参考:Google広告【未出稿】アカウント

参考:Google広告【出稿】アカウント

上記画像サンプルを見てもわかる通り、月間平均検索ボリューム「1,000~1万」と「8,100」では大きく差がありますね。
参考値としての正確性も大きく開きがあります。
Googleキーワードプランナーを活用する際は、やはり何としても出稿アカウントを手に入れて活用した方がよさそうですね。

※尚、出稿アカウントでも月額数千円ほどの出稿アカウントでは未出稿アカウントと変わらない表記になる可能性があります。

2.キーワードサジェストツール

「サジェスト」とは、検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に「提案(表示)」される機能を指します。

サジェストの選定理由は

  • 検索ボリューム
  • トレンドワード
  • ユーザーの検索履歴
  • ユーザーが検索している時の場所
  • キーワードに関連するWebサイトが存在するか

キーワードサジェストツールで今まで代表的なツールは「goodkeyword」でした。

2012年から多くの運用者に愛用されてきた「goodkeyword」ですが、2020年8月にラッコキーワードに事業譲渡しております。
そして、2020年11月11日にサービスは終了し、ラッコキーワードに転送されるようになりました。

ラッコキーワード
https://related-keywords.com/

ラッコキーワードはgoodkeywordのいい部分を受け継ぎ、サジェスト表示機能としては非常に見やすく、便利な設計のツールです。

掛け合わせ候補を「あいうえお別」「アルファベット別」に出してくれるので、これ一つでキーワード候補や除外キーワードのピックアップまで行える優れものです。
是非活用してみてください。

3.GoogleAnalytics

SEOの実施有無もありますが、自然検索から流入が多いサイトの場合はGoogleAnalyticsのオーガニック検索キーワードを参考にするのも有効です。

GoogleAnalyticsではあれば、セッション数はもちろんの事、直帰率や実際に成果に繋がっているキーワードがわかるため、それをリスティング広告のキーワードに流用するのは非常に効果的です。

この手法は汎用的なデータではなく、自社サイトの生のデータのため、効果的なキーワードを探すという観点では確率的にも高いと言えるでしょう。

注意点としては、キーワードが「not provided」として表示されることも多いので、あくまで他の方法の補完的な役割として捉えるのが有効かと思います。

4.Search Console

GoogleAnalyticsの「not provided」問題を解消できるのが、Search Consoleのキーワードです。

Googleがセキュリティとプライバシー保護のため、暗号化通信に対応して以来、今ではほとんどのキーワードが「(not provided)」表記となってしまいました。

しかし、Search Consoleであれば、GoogleAnalyticsでは「not provided」と表記されてしまう流入キーワードも見ることができます。

検索キーワードを把握するために、今ではSearch Consoleを活用されている方も多いかと思いますが、このSearch Consoleのキーワードもリスティング広告のキーワード選定に非常に役立ちます。

GoogleAnalyticsほどキーワードに紐づくユーザーの行動履歴は見れませんが、キーワードの把握という観点では、充分かと思います。

ここから、よく表示やクリックがされているキーワードはリスティング広告の登録キーワード候補に加えるのも有効な施策と言えます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
キーワード選定の考え方やコツなどは後述しようと思いますが、意外と上記のツールを全て活用するだけで、おおまかなキーワード選定は事足りてしまうケースもあります。

使い方によっては、作業時間や、考察の時間を大幅に削減できるため、キーワード選定の際は、まず考察だけを行うのではなく、考察と並行してツールを活用しつつ進めていくことをおすすめします。