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媒体ツールを使って効果的なキーワード選定

2021.12.27

リスティング広告において、キーワードの選定は非常に重要です。どのような検索意図を持つユーザーに広告を表示するかを決める要因のひとつとなるからです。

配信に使える新しいキーワードを発見する際に活用できるツールがGoogle、Yahoo!それぞれに存在します。

そこで今回は、検索広告を実施する際に是非使っていただきたいツールの使い方について解説していきます。

1.「キーワードプランナー」とは

キーワードプランナー(Yahoo!はキーワードアドバイスツール)とは、検索広告で使用するキーワード候補を、媒体の過去の実績をもとに表示してくれるツールです。
※以下キーワードプランナーで統一

キーワードやWebサイトのURLを入力するだけで、指定したキーワードに関連するキーワードや推定データを表示できます。

アカウントを構成している時のキーワード選定に使用すれば、どんなキーワードでの検索量が多いのか、クリックされそうなキーワードはどれかを選定することができます。

なお、キーワードプランナーはアカウントをお持ちの方であればどなたでも使用することができます。

キーワードプランナーでできること
キーワードプランナーを使用すれば、広告配信前に検索キーワードに関して次のようなことができます。

・新しいキーワードを探すことができる
・検索ボリュームを見積もれる
・除外すべきキーワードを探せる
・シミュレーション作りに役立つ

このように、事前にキーワードプランナーを使用することによって、自分だけでは思いつかないようなキーワードや不要なキーワードを事前に選別することができます。

アカウントを構築する時やキーワードを追加する時の参考にしてください。

下記にて参考記事を添付しております。

Google参考記事:キーワードプランナーを使う
https://support.google.com/google-ads/answer/7337243?hl=ja

Yahoo!参考記事:キーワードアドバイスツールとは
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1147

2.「キーワードプランナー」の活用方法

それぞれの媒体ごとのツールの使い方について解説していきます。

▼Google広告
①管理画面より「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選択

②キーワードプランナーを選択すると2つのツールがでてくるので、用途に合わせて使用するツールを使い分けてください。

今回は新しいキーワードを見つけたいので「新しいキーワードを見つける」を選択
③調べたいキーワードを入力。今回は「リスティング」キーワードを入力します。
④調べたいキーワードを入力した結果が下の赤枠内に表示されております。Googleキーワードプランナーでは、月間検索ボリューム・競合性・ページ上部に掲載された広告の入札単価(定額帯・高額帯)などのデータを見ることができます。

⑤その下にスクロールすると「キーワード候補」が表示されます。キーワード候補とは、調べたいキーワードに関連すると思われるキーワードが表示されます。

こちらのキーワードを参考にして、アカウントに新たに追加するキーワードを選定していきます。

3.「キーワードアドバイスツール」の活用方法

続いてYahoo!キーワードアドバイスツールについて解説です。

▼Yahoo!広告
①クライアント管理画面のアカウントページより「ツール」から「キーワードアドバイスツール」を選択

②キーワードアドバイスツールに入ったら、調べたいキーワードを入力。Yahoo!はキーワード以外に、入札価格やマッチタイプを選択する箇所が存在します。

こちらの必要情報を入力することによって候補となるキーワードが異なるため、初めての方は初期設定より変更を加えずに進めると良いと思います。

④調査したいキーワードを入力し終えたら「キーワードを抽出」を選択。すると関連するキーワード一覧が出てきます。Yahoo!キーワードアドバイスツールでは、推定CPC・推定インプレション・推定クリック数などのデータを見ることができます。

4.ツール活用時の注意点

広告配信前に、効果が見込めそうなキーワードや実際に必要な広告費予算を確認するのに役立つツールですが、使用する際に注意すべきポイントがあります。

キーワードの審査状況は加味していない
こちらはYahoo!キーワードアドバイスツールでのお話しになりますが、こちらのツールに表示されたからといって、必ずしも該当のキーワードで広告が掲載されるとは限りません。実際には、Yahoo!の広告掲載ガイドラインに沿ったキーワードの審査が行われ、こちらに通過したら掲載されます。キーワードアドバイスツールで抽出されたキーワードだから安心ではないので注意しましょう。

ちなみにGoogleでは、掲載不可であるキーワードは検索しても表示がされなく、クリック単価やインプレションも表示されません。

予測はあくまでも目安とする
キーワードの抽出結果および各種データはあくまで予測値です。実際の配信結果は競合状況や広告文、LPの内容に影響されて変動します。正確な配信数値を予測するのは不可能なため、全体の傾向を捉える目安とするなどの目的で活用しましょう。

5.まとめ

Google、Yahoo!が提供しているこれらのツールを使うことで、検索数や単価感、関連する検索語句など、実際の配信に対してのイメージを持って臨むことができます。

どのようなキーワードの構成にするか、入札単価はどのくらいで設定をするかなど、検索キーワードの需要と傾向をしっかり把握して、広告配信を有利に進められるようにしましょう。