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【Yahoo!広告】自動運用ルールをマスターして運用効率を上げよう!

2022.12.05

自動運用ルールとは、設定したルールに基づいて、キャンペーンの日額予算を変更したり、効果の高い検索クエリーの追加や効果の低い検索クエリーを対象外キーワードに追加したりしてくれる機能のことです。

今回は、Yahoo!の自動運用ルールの機能と設定方法、活用例をご紹介します。

また、他の記事ではGoogleの自動化ルールについてまとめている記事もあるので、Googleの自動化ルールの機能も覚えて、是非運用に活かしてみてください!

参考記事:【Google広告】自動化ルールをマスターして運用効率を上げよう!
https://www.light-marketing.jp/archive/1694

1.「自動運用ルール」とは

Googleの記事を見ていただいている方はおさらいとなりますが、自動運用ルールとは、指定した条件に基づいて予算設定や検索クエリーの追加や除外を自動で実行する機能のことです。
Googleの自動化ルールと異なる点としては、対応できるルールがぞれぞれで異なります。Googleは配信のON/OFFやオーディエンスなどの変更までルール設定することができますが、Yahoo!は現状だとキャンペーン日予算の変更や検索クエリー関連の対応のみとなっています。

参考記事:Yahoo!広告ヘルプ ‐ 自動運用ルールとは
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=68595

2.「自動運用ルール」でできること

自動運用ルールではどのような設定ができるでしょうか。以下にまとめております。

▼Yahoo!広告「自動運用ルール一覧」

これらのルールや条件、アクションの中から、ルールの種類・条件・頻度を組み合わせて設定することができます。

3.「自動運用ルール」の設定方法

それでは、実際に自動運用ルールを設定します。

今回は以下の条件を想定して設定します。

対象:キーワード
内容:効果の高い検索クエリーのキーワード追加(完全一致)
条件:毎週水曜日

今回は毎週水曜日に効果の高い検索クエリーのキーワードを自動で追加するという設定で実際にルールを設定していきます。

1.初めに、管理画面「ツール」→「自動運用ルール」を選択

2.「+自動運用ルールの新規作成」より対象の運用目的を選択

3.続いて運用条件を選択。キーワードを追加したい対象箇所を選択し、その後「条件」「条件の集計期間」をそれぞれ選択

4.最後に「実施タイミング」「基本情報」を決定し、「作成」

作成した自動運用ルールはこのように表示されます。該当の自動運用ルールを選択して編集することも可能です。

今回は実際のシチュエーションを想定して自動運用ルールの設定を開設しました。Yahoo!広告のヘルプには、自動運用ルールに関するページがいくつかあるため、これらの記事も参考にしてください。

参考記事:Yahoo!広告ヘルプ ‐ 自動運用ルールの作成
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=68613

参考記事:Yahoo!広告ヘルプ ‐ 自動運用ルール画面の構成
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=68616

参考記事:Yahoo!広告ヘルプ ‐ 自動運用ルールの「目的」について
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=68610

4.「自動運用ルール」の注意点

最後に、自動運用ルール設定の注意点の例を挙げます。以下のような点に注意しましょう。

〇意図していないキーワードの追加・停止
以下のような条件を設定して自動運用ルールを適用したままにすると、意図していないキーワードが追加や停止されてしまうことがあり、獲得件数が減少したり、全体効率が悪化する可能性があります。

・条件のデータ集計期間が短く、対応判断するにあたって不十分
・コンバージョンは発生しているがコンバージョン単価が高い
・マッチタイプを「部分一致」にしており、過度な拡張が発生

上記の注意点に限らず、自動運用ルールを設定した後も必ず定期的に「実行履歴」を確認するようにしましょう。

「自動運用ルール」→「実行履歴」にいくと自動運用ルールで適応されたキーワードを確認することができるため、意図していないキーワードは手動で変更を行うことをおすすめします。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

Googleと設定できる内容は異なりますが、これを気にYahoo!でも自動運用ルールを使用してみてはいかがでしょうか。

ただし、自動化することがすべていいことであるとは限りません。目的に合わせて活用して、運用を効率化していきましょう。