Google広告

【Google広告】自動化ルールをマスターして運用効率を上げよう!

2022.11.04

広告運用をしていると、機械的な作業に時間を取られてしまい、他の業務に支障が出たり、
時間に追われるようなことも多いですよね。

そんな広告運用者の作業効率を上げることのできる機能が、今回紹介する「自動化ルール」です。

自動化ルールとは、リスティング広告の管理画面上で対応しなければならない作業を予め設定しておくことにより、自動で実行してくれる便利なツールです。

そこで今回は、機能の説明と設定方法、そして活用例をご紹介します。

これを機に自動化ルールを覚えて、ぜひ広告運用に活かしてみてください!

1.「自動化ルール」とは

自動化ルールとは、指定した条件に基づいて予算設定や広告グループ、広告のON、OFFなどのステータス変更を自動で実行する機能です。
複数のルールを組み合わせることによって、実際に管理画面を触らずに広告配信の設定を切り替えることができたりと、ルール設定の自由度が高い点も自動化ルールのメリットの1つです。

2.「自動化ルール」でできること

自動化ルールではどのような設定ができるでしょうか。以下にまとめております。

▼Google広告「自動化ルール一覧」

これらのルールや条件、アクションの中から、「どのルール設定を行うか」「どのような条件で実行するか」「どのくらいの頻度で行うか」を組み合わせて設定することで、特定の変更作業等を自動化することができます。

また、操作対象に対して複数の自動化ルールを設定できるため、例えば異なる日で特定のキャンペーンの有効、無効作業が発生しても、事前に設定しておくことにより自分で操作を行わなくても自動で切り替わるように設定することができます。

3.「自動化ルール」の設定方法

それでは、実際に自動化ルールを設定します。
今回は以下の設定を想定して、自動化ルールの設定を行います。

対象:広告グループ
内容:12月1日、午前0時~広告を配信
条件:1回のみ

今回は特定の広告グループを決められた日に配信開始する。
という設定で実際にルールを設定していきます。
1.初めに、管理画面「ツールと設定」→「ルール」を選択

2.ルールの設定画面から「+」を押してルールを表示させ、「広告グループ」を選択

広告グループを選択したら、次の様な画面になるので、ここで細かな設定を行います

3.まずはルールの名前を決定。今回は仮で「12月1日午前0時開始」と入力

4.次に「適用」から対象となる広告グループを選択

5.広告グループまで選択をしたら、「アクション」から実施したいアクションを選択。今回は対象の広告グループを有効にしたいため、「広告グループを有効にする」を選択

6.今回設定したルールをどのくらいの頻度で、いつ適応させるのかを選択。今回は「12月1日午前0時」という条件のため「1回、12月1日、0:00~1:00」を選択

ここまでで設定は以上となります。最後に今回設定した内容を「ルールを保存」を押して、ルール設定が完了となります。

今回は実際のシチュエーションを想定して自動化ルールの設定を説明しましたが、上記の説明で分かりにくい部分があれば、Google広告のヘルプページも添付しますので、よろしければこちらもご確認ください。

Google参考記事:自動化ルールを作成する
https://support.google.com/google-ads/answer/2472779

4.「自動化ルール」の注意点

最後に、自動化ルール設定の注意点を2点挙げます。以下のような注意点があることも意識しましょう。

1.複雑な設定は避ける
同一キャンペーンやグループで複数の設定を同時に行えるメリットがある一方、自身で設定した内容が複雑すぎて設定状況を理解できなくなってしまう場合があります。

また、設定したルールは適応された後も自動では消えないため、適応済みの自動化ルールは削除し、常に管理のしやすい状態にしておきましょう。

2.自動化ルールに任せすぎない
ルールに任せきりにしてしまうと、どこかで必ず漏れやミスが発生してしまいます。配信を一時停止するはずだったのに出来ていなかった、、。停止の条件を満たしていなかったため、いつまでも設定が適応され続けてしまった、、。など、自動化ルールを設定して終わりにしてしまうと運用に影響が出てしまい、結果的に作業が増えることにもなりかねないため、自動化ルールも適度に使用しつつ、自身でできる範囲の対応は自身で行いましょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

冒頭でもお伝えしている通り、自動化ルールは便利な機能であり、効率を上げることができますが、任せきりにしてしまうと成果が悪くなったり、結果的に作業を増やしてしまうようなミスにも繋がってしまう場合も考えられるため、適度に機能を使いながら運用効率を上げていきましょう!