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【Yahoo!広告】レスポンシブ検索広告(RSA)でのアドカスタマイザーの設定方法

2022.09.15

2022年6月にYahoo!広告で新たなアップデートが行われ、レスポンシブ検索広告にアドカスタマイザーが設定できるようになりました。※Googleでは広告カスタマイザ

今まではGoogleのみの機能でしたが、Yahoo!の拡大テキスト広告の廃止に伴い、レスポンシブ検索広告に設定ができる仕様へとアップデートしています。

そこで今回は、レスポンシブ検索広告でのアドカスタマイザーの設定方法について解説します。
また、Googleの広告カスタマイザの設定方法について解説している記事もあるので、まだ設定されてない方がいましたら、是非こちらの記事を参考に、Googleもカスタマイザの設定にチャレンジしてみてください!
参考記事:【Google広告】レスポンシブ検索広告(RSA)での広告カスタマイザの設定方法
https://www.light-marketing.jp/archive/1453

1.「アドカスタマイザー」の利用について

レスポンシブ検索広告にてアドカスタマイザーを利用できることになったことに伴い、今後のアドカスタマイザーの利用について既にリリースされている情報があるため、まずはこちらで簡単にまとめています。
・2022年9月28日以降、データ自動挿入リストの削除とインポート等が不可※1
・2023年中には、広告の参照、配信、パフォーマンスレポート等の提供も終了予定
・旧形式を利用中の場合は、9月28日までに新形式への移行

旧形式とは、データ自動挿入リストを用いた設定方法と定義、新形式とは、アドカスタマイザー属性を用いた設定方法と定義しております。

このように、現在のレスポンシブ検索広告は属性を利用したアドカスタマイザー限定となっており、それ以外の拡大テキスト広告や動的連動型検索広告は、データ自動挿入リストを利用したアドカスタマイザーのみがそれぞれ利用できる仕様となっております。

ただし、旧形式のデータ自動挿入リストを利用したアドカスタマイザーについては今後終了する予定となっており、今年から来年にかけて拡大テキスト広告やそれに伴う機能も順次停止していく予定となっております。

Yahoo!参考記事:レスポンシブ検索広告の機能追加と拡大テキスト広告およびデータ自動挿入リストの入稿終了について
https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30270465/

2.「アドカスタマイザー」のメリット

レスポンシブ検索広告にてアドカスタマイザーが利用可能になったことで、Yahoo!でもユーザーの検索語句にマッチした訴求により効果的な配信が期待できるようになりました。

アドカスタマイザーには3つのメリットがあります。

アドカスタマイザーを活用するメリット

1.広告文を動的に出し分けることが可能
複数のパターンを用意し、ユーザーごとに最適な広告を表示することが可能です。

2.キーワードと検索語句のマッチ率の向上
広告文をすべて手動で作成するため、実際の検索語句を含んだタイトルを表示させることが可能です。マッチ率が向上し、オークションで有利に働くなどのメリットが発生します。

3.さまざまなタイトル/説明文を組み合わせた広告の自動生成が可能
レスポンシブ検索広告とアドカスタマイザーを組み合わせることで、何百もの広告パターンが自動で生成されるようになります。

反対にデメリットとしては、Yahoo!はキャンペーンエディターで設定を行わなければならないため、エディターを使用したことの無い人や普段あまり使用することのない人は、多少設定に手間がかかるかもしれません。

Yahoo!参考記事:アドカスタマイザーについて
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=11385

3.「アドカスタマイザー」の設定方法

実際の設定方法を解説していきます。まずはアドカスタマイザー属性の登録から進めていきます。

1.エディターの「共有ライブラリ」より「アドカスタマイザー属性」を選択

2.「アドカスタマイザー属性」タブの「アドカスタマイザー属性の作成」から、該当する「タイプ」の作成メニューを指定。今回は「テキストの属性を作成」を選択
※タイプはテキスト・数値・価格・割合の全4種類が存在します。

3.データエリアに選択した「タイプ」で新規の行が追加されていることを確認し、データエリアに追加された新規の行、または設定タブ上で任意の名称で「属性」を入力


以上でアドカスタマイザー属性の登録が完了となります。

続いて関連付けと値の設定です。関連付けと値の設定をする場合、「データエリア」または「インポートファイル」の2パターンの設定方法があります。データのボリュームや作業のしやすさでお好きな方を選択すると良いと思います。

【データエリア】の場合
1.関連付けしたいエンティティのタブを選択し、データエリアに「アドカスタマイザー属性」の列が追加されていることを確認。確認したら「アドカスタマイザー属性」のセルの右のボタンをクリックして「アドカスタマイザー属性一覧」を開く

2.「アドカスタマイザー属性一覧」のデータエリアで関連付けしたい「属性」の「値」を入力。入力完了後「設定」をクリック


これで「データエリア」での関連付けと値の設定は完了です。

次にインポートファイルの場合の設定方法を紹介します。

【インポートファイル】の場合
1.エディターの「インポート」から開かれた画面で「インポート用テンプレートファイルのダウンロード」をクリック

2.インポート用テンプレートファイルを開き、関連付ける「アドカスタマイザー属性」を
1行目の項目名に追加。複数関連付ける場合は「アドカスタマイザー属性」ごとに列を作成

項目名に追加する「属性」の推奨記述は以下です。

3.関連付けるキャンペーン名、広告グループ名、キーワード、該当のコンポーネントの種類、関連付ける「属性」の「値」をそれぞれ入力してファイルを精製


これでインポートファイルの作成が完了しました。

4.エディターに戻り「インポート」から開かれた画面で「ファイルを選択」をクリックし、先ほど整えたインポートするファイルを選択し「プレビュー」をクリック

5.名称項目をキーとして、それぞれの項目が紐づけられていることを確認して「データのインポート」をクリックしてファイルをインポート

6.インポート内容の確認画面が開かれるので、関連付けしたエンティティの処理内容を確認。問題がなければ「実行」

「実行」を選択したら開かれたサブ画面でインポート完了を確認して、メイン画面の「データのアップロード」をクリックしてアップロード完了となります。

ここまでがインポートファイルの設定方法となります。

そして最後に、設定した物を実際に広告に使用するために、挿入用広告の作成を行います。

1.広告を作成したいエンティティを指定し「広告」タブをクリック。「広告作成」ボタンから、表示されたプルダウンで「レスポンシブ検索広告を作成」を選択。

2.データエリア横の「+」を押し、埋め込み関数テンプレートから「アドカスタマイザー属性」を選択。

3.埋め込み関数テンプレートが入力されたら、「属性」とデフォルトテキストを入力し、その他のアセットも入力が完了したら「作成」をクリックして完成


埋め込み関数の記述ルールは以下となります。


アドカスタマイザー属性の登録から広告の作成までの手順は以上となります。

4.「アドカスタマイザー」の入稿規定

最後に、アドカスタマイザーの入稿規定をまとめております。タイプ別に使用できる値が異なるので、こちらの表を参考にしてください。

5.まとめ

Yahoo!でも新たに実装可能となったレスポンシブ検索広告のアドカスタマイザー。新機能をうまく活用して、運用のパフォーマンスの向上を目指しましょう。