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【最適化案】キーワードの有効的な追加方法とは?

2021.06.30

Google広告を運用していると、最適化案に「新しいキーワードを追加しましょう」と提案がでてきますよね。

しかし、提案されたキーワードを追加したら、成果が出なかったり、過度に広がりすぎて悪化してしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、キーワードの有効的な追加方法について解説しようと思います。

1.最適化案からの確認方法

まずは最適案の場所から確認していきます。
最適化案はGoogle広告管理画面の下記画像の赤枠部より確認できます。

最適化案に進むと、現在の運用をより良くするためのGoogle広告からの提案が画面に並んでいるので、今回はここから「新しいキーワードを追加しましょう」を確認していきます。

こちらはクライアントと同様のサービスなどを検索しているユーザーの検索クエリを元に、Google広告より自動で選定され提案されるキーワードになります。提案されているキーワードを全て登録すればいいのではないか?と思う方もいると思いますが、そのままではタイトルでも説明している通り、数値悪化に繋がってしまいますので、ここからキーワードを精査していきます。

2.キーワードの精査方法

今回のアカウントでは、51件のキーワードが提案されておりましたので、こちらを全てファイルに落とします。

キーワードを抽出したらまず以下の点を確認します。

・クライアントサービスに一致しているか
・同義語のキーワードが既に登録されていないか

1.クライアントサービスに一致しているか
例えば「子供向けの英語塾」のリスティング広告を出稿しているのに対し、提案されているキーワードを見てみると「英会話 教室」「英会話 個別レッスン」など、業種は一致しているが、ターゲットが異なるキーワード提案されている場合があります。

他にも「不動産 賃貸」のリスティング広告に対し、提案されているキーワードは「不動産 安い」「賃貸 貸したい」など、同一フレーズは含まれているものの、意味が異なるキーワードが候補として入っているので、キーワード精査は欠かさずに実施しましょう。

2.同義語のキーワードが既に登録済みになっていないか
キーワードの重複は最適化の観点上、データの細分化に繋がってしまい媒体も推奨しておりません。しかし提案されているキーワードを見てみると「単発 派遣」というキーワードを登録しているのに対し「単発の派遣」「派遣 単発」など、接続詞が入っているパターンやスイッチパターンのキーワードが候補として提案されております。

基本的に「ゆらぎ」や「スイッチパターン」のクエリは同義語と認識されるので、重複するキーワードの登録は控えましょう。

こうしてキーワードを精査していき、最後に必要なキーワードのみ登録を行います。
キーワードを登録する際にマッチタイプを選択しますが、こちらはフレーズ一致で登録を行いましょう。

2021年7月より、絞り込み部分一致の機能が無くなり、代わりにフレーズ一致が従来の絞り込み部分一致の機能も含んだ形にバージョンアップしました。

完全一致では限定しすぎてしまい、部分一致だと広汎になってしまうので、フレーズ一致でキーワードを拡張させつつ、新たなクエリからの獲得を狙うのが望ましいです。

Google広告参考記事:https://support.google.com/google-ads/answer/10286719?hl=ja

3.最後に

キーワードの抽出から精査、マッチタイプの選択までを正しく行うことによって、アカウントに登録してからの悪化を事前に防ぐことができます。アカウントのデータと登録前のキーワードを1つ1つ確認しなくてはならないので工数はかかってしまいますが、精査することで成果も変わりますので、参考にしてみてください。