Google広告
2021.02.04
GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、Googleが提携している様々なサイトやアプリ内に広告を配信することができます。
GDNには精度が高く、多彩なターゲティング機能が複数あり、これらをうまく組み合わせて使うことで、広告効果を大幅に高めることができます。
しかし、かなり細かくターゲティングを設定することが出来るため、最初は戸惑ってしまう方も少なくありません。。。
そこで今回は、GDNのターゲティングの種類や、どのターゲティング設定を使えばよいかをご説明できればと思います。
GDNのターゲティングは、大きく2種類に分かれています。
GDNのターゲティングの種類
GDNには大きく分類すると「人」をターゲティングする方法と、「掲載場所」をターゲティングする方法の2つにわけられます。
以下より、代表的なターゲティングをいくつかご紹介します。
出典:Google広告ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/answer/2453998?hl=ja
リマーケティングとは、一度自社サイトに訪問したことのあるユーザーに対して、再度アプローチを促す広告のことです。
一度サイトを訪れたユーザーは興味を持っている可能性が高く、再度アプローチすることで、成果につながりやすいため、ディスプレイ広告の中では一番効果が高い手法になります。
類似ユーザーとは、既に作成したリマーケティングリストと同じ特徴を持つユーザーのことです。
類似した特性を持つ新規ユーザーをサイト訪問者にターゲティングすることで、最も成果の高いユーザーにより多くリーチすることができます。
類似ユーザー機能の利用要件
▼類似ユーザー設定
カスタムオーディエンスとは、ターゲットユーザーが積極的に探している商品やサービスの内容に基づいて、独自のカテゴリを作成する方法のことです。
従来のカスタムアフィニティ(興味関心)とカスタムインテント(購買意向)が統合されたオーディエンスです。ディスプレイキャンペーンとファインドキャンペーン、YouTube キャンペーンで使用することができます。
指定する内容はOR条件となり、どれかひとつでも該当するユーザーをターゲティングします。
▼カスタムオーディエンス設定
購買意向の強いオーディエンスとは、商品やサービスに似たものを検索し、購入を検討しているユーザーのことです。
ターゲットできる業種としては、小売以外にも、金融・不動産・教育・旅行など幅広いサービスをカバーしております。
設定できるターゲットは全部で610個と非常に豊富です。数が多いため全部把握するのは大変なため、実際にGoogle広告の管理画面をみて、大カテゴリから親しいものを見つけていくのがよいでしょう。
▼購入意向の強いオーディエンス設定
アフィニティカテゴリは、特定のカテゴリに興味のあるユーザーに広告配信ができるため、潜在層へのアプローチが可能なため、認知施策に向いていると言えます。
アフィニティは英語で「親和性」という意味があり、カテゴリーの中には「DIY愛好者」、「アウトドア愛好者」などのカテゴリがあります。
それぞれカテゴリの中の1つを選択することにより、特定の好みを持ったユーザーにターゲットを絞って広告を配信することができます。
▼アフィニティカテゴリ設定
プレースメントとは、ウェブサイト、YouTube、アプリの中から広告を掲載したい場所を指定して配信する手法のことです。
Google 広告の「プレースメント」は2種類あります。
※以下で解説するのは、手動プレースメントです。
広告主は広告を配信したいウェブページやアプリ、動画を任意で指定することができます。ウェブページは「URL単位」、You Tubeは特定の「動画やチャンネル単位」、アプリは「アプリやカテゴリ単位」で指定することが可能です。
▼プレースメント設定
トピックとは、広告を表示するページのトピック(コンテンツの内容)を既存のカテゴリの中から選択して配信する手法のことです。
たとえば「ダイエット」というトピックを指定したとすると、ダイエットに関する情報を載せているWebページに広告が表示されるようになります。
▼トピック設定
キーワードとは、設定したキーワードと関連する内容を含むウェブサイトやアプリ、動画に広告を配信する手法のことです。
GDNターゲティングの元祖とも言うべきターゲティング手法で、コンテンツターゲティングとも呼ばれます。
コンテンツターゲティングの考え方
▼キーワード(コンテンツターゲティング)設定
いかがでしたでしょうか?
GDNでは多くのターゲティングが用意されているので、各ターゲティングの特徴がわからない。。。という方は是非参考にしてみていただければと思います。
GDNの運用は、複雑かつ自由なため、その分運用者のスキルが結果にダイレクトに反映されます。
ターゲット像をイメージしながら適切な設定を行うことで、高いパフォーマンスを発揮することが可能ですので、
各ターゲティングの特徴を覚えて、プロモーション目的にあわせたターゲティングを活用してみてください。