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ユーザーの性別・年齢・興味関心はどのように判断されているのか

2020.12.24

リスティング広告を運用する際、あるいはお客様との商談の席において、このようなことを聞かれた経験はないでしょうか。

ユーザーの年齢・性別や興味関心ってどのように判別しているの?

確かに、なぜGoogleやYahoo!などの広告媒体がユーザーのオーディエンスデータをターゲティングできるのか、疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、広告媒体のオーディエンスデータはどのように収集されているのかを解説していきます。

1.年齢・性別

アカウント登録時の情報

例えば、GoogleアカウントやSNSのアカウントなどを作成した際に「生年月日」や「性別」を登録した覚えはありませんか?

Google、Yahoo!やFacebookなどは、最初にアカウントを作成する際に生年月日や性別などの情報を登録します。このような、アカウント作成時に年齢や性別を登録する必要のあるサービスを使って広告配信する場合は、ユーザーの実際の登録情報を元に年齢や性別を判断しています。

過去の検索履歴・行動履歴

アカウント登録時の情報の他に、過去のWeb上の検索履歴や行動履歴を総合的に見て、年齢や性別を判断しています。
特にGoogleはこの精度が高く、アカウント作成時には年齢・性別の登録が無く、Googleでの検索履歴やサイトの閲覧履歴などから年齢・性別を判断しています。

2.エリア

Web広告では、年齢・性別の他にユーザーが所在しているエリアを指定して広告を配信できる媒体も多いです。
所在しているエリアの判別方法については、PCとスマートフォンでデータの取得方法も異なります。

PCの場合

PCの場合はIPアドレスによって所在地が判別されている他、Googleにおいては「渋谷 焼肉 」などGoogle検索でのクエリ情報やGoogleマップでの検索履歴を元にユーザーの所在地が判別されていると言われています。

スマートフォンの場合

スマートフォンの場合は主にGPSによって所在地が特定されています。ただし、状況によってはWi-Fiの位置データや通信している基地局の位置データなどの情報を元に総合的に判断しているようです。

ちなみに、PC、スマートフォンどちらの場合でも、Googleで検索を行うと検索結果の下部に「自分が今どのエリアにいることになっているか」を確認することができます。

3.興味・関心

Google広告やYahoo!広告上でのディスプレイ配信やFacebook・Instagram、TwitterなどのSNS広告はユーザーの興味関心をターゲティングして広告を配信することが可能です。

では、ユーザーの興味関心はどのようにしてデータ収集しているのでしょうか。

サイトの検索履歴や閲覧履歴

GoogleやYahoo!はユーザーの過去のサイト検索履歴や閲覧履歴を元にユーザーのオーディエンスデータを収集しています。

したがって、ユーザーの興味関心についてもそのような情報を元に判別をしています。

例えば、賃貸のサイトばかり見ているユーザーは、「引越しを検討している」と媒体側に判断され、物件や引越しに関する広告が多く配信されるようになります。

フォローしているアカウントやいいね!の傾向など

検索機能の少ないSNSについては、フォローしているアカウントやいいね!を押した投稿などから総合的に判断して興味関心を特定しているようです。

例えば、料理を沢山載せているアカウントをフォローしていたり、そのような投稿にいいね!を押している場合は、広告としてレストランの予約サイトが出てきたり、デリバリーの広告が多く配信されるようになります。

おまけ

こちらはおまけにはなりますが、Googleでは自分が今どんな興味関心カテゴリに分類されているのかを確認することができます。

まずは下記のリンクをクリックして、プライバシー診断を開いて下さい。

▼プライバシー診断
https://myaccount.google.com/privacycheckup/1/0?hl=ja

次にページ下部の「広告の関連性を高める」→「広告管理を設定」の順にクリックしていくと、自分が分類されている興味関心カテゴリが表示されます。(仕事柄色々なサイトを見ている関係もあり、自分の興味関心とは異なるカテゴリも様々ですが、、、)

自分の興味関心がどこまで収集されているのかを見ると結構面白いですよ!

4.まとめ

今回はユーザー情報はどのように判断されているのかについてまとめました。

このようなユーザー情報は全てcookieという仕組みを使ってブラウザに保存されています。(昨今のcookie事情については大きなアップデートはありましたが)そのcookie上に保存されたデータを活用して、各種広告媒体は広告配信時のターゲティングを行っています。

他にも、Googleでは収入別にターゲティングができたり、子供の有無を判断できるなど、ターゲットユーザーに合わせた広告を届けることができる時代です。このようなビッグデータをどんどん活用しながら、広告を運用してみてはいかがでしょうか。