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検索クエリってなに?基礎的知識とクエリの種類について解説

2020.11.04

リスティング広告などを実施していると、検索クエリという言葉をよく耳にすることがあると思います。
この「検索クエリ」実はとっても重要で、これを理解していないと効果的な運用ができなかったり注意が必要なんです。

今回はその「検索クエリ」の意味やその種類について解説していきます。

1.検索クエリとは?

検索クエリとは、ユーザーが実際にGoogleなどの検索エンジンに入力する単語やフレーズのことを指す言葉です。

フレーズや複数の単語が組み合わされている複合語も含めて、ユーザーの意思で入力したものが検索クエリと呼ばれるものになります。

例えば、リスティング広告で「キーボード」という1語句だけを部分一致で登録していたとします。そこへ、あるユーザーが「おすすめのキーボード」と検索したところ、「キーボード」の広告が表示されました。

この場合は、「おすすめのキーボード」が検索クエリで、「キーボード」がキーワードということになります。


・検索クエリ・・・ユーザーがGoogle、Yahooなどで検索する際に実際に入力した語句
・キーワード・・・マーケティング担当者が検索エンジン上でユーザーをターゲティングする際に用いる語句(リスティング広告で管理画面に登録するキーワード)


2.検索クエリの種類

この検索クエリですが、大きく分けて3つの種類があります。

  • ナビゲーショナルクエリ(案内型)
  • トランザクショナルクエリ(取引型)
  • インフォメーショナルクエリ(情報型)

それぞれの意味や考え方について解説を行っていきます。

ナビゲーションクエリ(案内型)

特定のウェブサイトを訪問したい場合に入力される用語やフレーズのことを指します。
ユーザーが訪れたいウェブサイトが決まっており、アクセスが明確になっていることから、
「Goクエリ」とも呼ばれます。

例)「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」…

トランザクショナルクエリ(案内型)

商品を探して購入することや資料請求など、何かしらのアクションを起こす目的として用いられるものを指します。
具体的な行動を目的としているので、「Doクエリ」とも呼ばれます。

例)「資格取得 資料請求」「不動産 査定」「冷蔵庫 購入」…

インフォメーショナルクエリ(情報型)

ユーザーが何かを知りたい場合や情報収集などを目的として用いられるもを指します。
商品の購入や資料請求など、アクションに直結するとは言えないものの、悩みや問題解決のための情報を知りたい場合を目的としているので、「Knowクエリ」とも呼ばれます。

例)「肉じゃが 作り方」「引越し会社 見積比較」「パソコン 再起動 方法」…

実際には、検索の仕方やその意図、シチュエーションなどが多様化しているため、厳密にこれらに分類されるものではありません。
ただ、普段何気なく検索している語句をこのような型に当てはめて分析をしてみると、実際にユーザーの考えていることや目的は様々であるため、検索クエリをターゲットとして配信する検索広告においては、この検索クエリをどのように活かしていくかが、成果を出すための運用のポイントとなってきます。

3.検索クエリの確認方法

では、検索クエリはリスティング広告の管理画面のどこで確認ができるか紹介します。

▼Google

 

 

 

 

 

 

管理画面左側の各項目がある中から、「キーワード」から「検索語句」を選択すると、検索語句を確認できます。

▼Yahoo!

 

 

 

 

 

管理画面の表示選択内容「キーワード」から「検索クエリ-を表示」を選択すると、検索クエリーを確認できます。

▼その他

・サーチコンソール
画面左のメニュー、検索トラフィック「検索アナリティクス」から「クエリ」を選択する と、クエリを確認できます。
サーチコンソールで調べる検索クエリは、実際にサイトに流入した検索クエリごとの表示回数、掲載順位、クリック数、クリック率などが確認できるため、検索広告のアカウント構成やSEOにも活用できます。

・Googleアナリティクス
ログイン後、集客「Search Console」から「検索クエリ」を選択すると、検索クエリを確認できます。
Googleアナリティクスの場合も実際にサイトに流入したクエリを調べることができるので、どういった語句で流入しているのか確認する際に有効です。

4.まとめ

改めて検索クエリを知ることで、ユーザーがどのような情報を求めているかを把握できます。その情報をもとに、その裏にある検索意図まで汲み取ることにより、広告やコンテンツの訴求パターンや訴求方法など、それぞれ最適化することが可能です。注視してみてはいかがでしょうか。

特にリスティング広告においては、クエリのチェックは運用の基本中の基本と言えます。
獲得キーワード・除外キーワードの追加やクエリ分析を行うことで運用効果を高めることが可能です。

これらの情報を有効活用していき、成果を上げていきましょう。