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今さら聞けない!TikTok広告の特徴や種類を解説

2024.07.16

昨今、デジタルマーケティングにおける動画広告の立ち位置も一般的となっている中でTikTok広告は欠かせないプラットフォームの一つとなっています。
今回は、改めてTikTokの特徴や広告メニューの種類を整理し、今後の参考にしていただければと考え、本記事にまとめさせていただきました。

1.TikTok広告とは

TikTokは、中華人民共和国のByteDance社が運営しているSNSです。世界の月間アクティブユーザー数が10億人以上、日本でも1,690万人が利用するTikTok内で広告を配信することができます。

主にショート動画を配信し、TikTokユーザーから「いいね」などのアクションを受け取ることができます。TikTokは、手軽にショート動画を投稿できる独自性が注目を浴び、ここ数年でユーザー数が急激に伸びています。

2.TikTok広告の特徴

TikTok広告は動画広告になります。文章や画像だけの広告と比べてユーザーの反応が良く、コンバージョンしやすいといわれています。最も関心のあるオーディエンスを集めてビジネスを盛り上げることができます。

■ターゲット層は10代-20代がメイン
TikTok広告は、10-20代をターゲットとした商品・サービスの広告に適しています。TikTokのユーザーの年齢割合は以下のとおりです。
【世界のTikTokユーザー年齢層】
・18歳-24歳:約39%
・25歳-34歳:約32%
・35歳-44歳:約16%
・45歳-54歳:約8%
・55歳以上:約5%
■ユーザーからリアクションを得ることができる
TikTok広告は、ユーザー行動に大きな影響を与えることができます。動画に夢中になったユーザーは、その投稿にいいねやコメント、シェアなど反応しやすくなり、エンゲージメントが高まります。

■広告に対する印象が比較的良い
TikTok広告は投稿動画と同じスタイルで投稿するため、広告感がありません。そのため、ユーザーの広告に対する印象が良い傾向があります。
また、主要なSNS3社のユーザー平均よりも「音声ON」が160%、「全画面視聴」が162%と高い一方で、「ながら視聴」が50%と少ないことがわかりました。この結果からは、動画を見るときにユーザーが画面に集中していることがわかります。

■コンバージョンしやすい
TiKTokによると、92%のユーザーがTiKTok動画の視聴後に何らかの行動を起こしています。このことから、TikTok広告はコンバージョンしやすい広告と言えるでしょう。

3.TikTok広告の種類

TikTok広告は、以下の4種類に分類できます。

①起動画面広告
アプリの起動時に画像を3秒、GIF画像・GIFアニメーションを3~5秒表示する広告です。アプリ起動時に表示されるため、知名度・認知度の向上に役立ちます。ただし、1日1社限定の広告のため広告枠の獲得が非常に難しく、1,000回表示で770円となっており、500万円程度の費用がかかります。
②インフィード広告
インフィード広告は、投稿と投稿の間に5~15秒の動画広告を表示するものです。自然な形でユーザーの目に触れるため、広告効果が高いとされています。「いいね」「シェア」「コメント」ができるため、さらに他のユーザーへと広がることが期待できます。
③ブランドエフェクト広告
ブランドエフェクトとは、2Dや3D、ARなどを用いたデジタルエフェクトを用いたコンテンツのことです。例えば、画面の前にいるユーザーが身体を動かすと、それに合わせてエフェクトが表示されます。ユーザーが実際にブランドを体験することで企業や製品・サービスに対する興味関心が高まり、売上の増加が期待できます。
④ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジとは、TikTok運営やクリエイターなどと協力し、ハッシュタグを通じて企業や製品・サービスなどの知名度を上げる取り組みのことです。運営と期間を打ち合わせ、クリエイターがハッシュタグチャレンジについて配信します。興味を持ったユーザーが投稿にハッシュタグをつけて投稿することで、連鎖的に広がっていく仕組みです。

4.配信までの流れ

以下は、TikTok広告を配信するまでの主なステップとなります。

ステップ1:アカウントを開設する
ステップ2:ビジネス情報を登録する
ステップ3:請求先情報を設定する
ステップ4:広告マネージャーモードを設定する(後から切り替え可)
ステップ5:CV目標を設定する
ステップ6:オーディエンスタイプを設定する(後から切り替え可)
ステップ7:予算を設定する(日予算・通算予算)
ステップ8:広告の出稿期間を設定する
ステップ9:広告を投稿する

また、TikTok広告は以下のビジネスにおいて出稿を禁止していますので事前に確認が必要となります。

※出稿NGジャンル
・アルコール関連
・タバコ関連
・薬物関連
・武器関連
・ギャンブル
・アダルト
・政治的コンテンツ
・不正行為を促すコンテンツ
・動物、ペットののバイバイ
・会計や税務など専門的なサービス
・金融関連商品
・出会い系関連
・年齢制限があるゲーム、テレビ、映画など

5.入稿規定

効果的なプロモーションを行うために、一定の入稿規定が設けられています。

■アスペクト比
横型動画(16:9)
縦型動画(9:16)
正方形スクエア動画(1:1)
■動画の長さ
5秒から60秒
■ファイルサイズ
500MB以内■ファイル形式
.mp4・.mov・.mpeg・.3gp・.avi

※参考:ビジネスヘルプセンター「動画広告規定」

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?
TikTok広告は、利用ユーザーがここ数年で急激に伸びており、動画広告の中でもエンゲージメント率が高く、拡散が期待できます。特に若年層をターゲットにした広告に効果的です。入稿規定や広告の種類を理解し、貴社広告に是非活用することをオススメします。

また、ライト社ではTikTok広告以外にも多くの商品を取り扱っております。webマーケティングに関してお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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