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Meta広告 詳細ターゲット設定のアップデートについて

2024.02.08

2024年1月にMeta社よりリリースがあった詳細ターゲット設定の更新に関して、まとめてみました。こちらの更新によって、廃止される詳細ターゲットを利用している広告セットが停止される可能性があり、重要な内容になりますので是非、ご一読ください。

1.概要と注意点

2024年1月15日より、利用者がセンシティブであると認識する可能性のあるトピックに関連する一部の詳細ターゲット設定オプションが削除または統合されます。キャンペーンが影響を受ける場合は、Meta広告マネージャのキャンペーンページの警告バナーでお知らせします。削除対象のターゲット設定オプションが含まれる既存の広告セットは2024年3月18日まで引き続き配信されますが、その後は広告停止となる可能性があるため、設定の変更が必要となります。

▼警告バナー確認ページ

主な背景としては以下になります。

・オプションが広く利用されていないこと
・他のオプションと重複していたり詳細すぎたりする場合があること
・利用者がセンシティブであると認識する可能性のあるトピック(健康、人種・民族など)に関連すること
・法令や規制の要件 など

2.対応方法

キャンペーンページで警告バナーが確認された場合は、以下の手順で広告セットの編集を進めていきます。

1.Meta広告マネージャのキャンペーンページを確認し、ページ上部の警告バナーを探します。
2.警告バナーの[影響を受ける広告セットを確認]を選択します。
3.影響を受ける広告セットの上にポインターを重ねて、編集します。
4.[詳細ターゲット設定]の下の[オーディエンス]セクションに移動し、影響を受けるオプションと対処法を示す警告メッセージを探します。影響を受ける削除対象のオプションが表示されます。可能な場合には別の対応方法が示されますが、[利用できないオプションをすべて削除]が表示される場合もあります。
[オーディエンス]にて、警告メッセージが表示されなくなれば、影響を受けるすべてのオプションの削除または置き換えは完了しています。広告セットを保存または公開することができます。

3.その他のターゲット設定

現在、Meta広告においては詳細ターゲティング以外にも様々なターゲット設定が可能となります。以下、ターゲティング内容となりますので、合わせて活用することでさらに広告の配信精度を高めることが可能となります。また、本件のアップデートにおける広告停止などの影響も受けることなく配信が可能です。

①幅広いターゲット設定
こちらは、性別や年齢、地域設定などが該当します。主にFacebookの配信システムを利用し、広告を表示するのが望ましいオーディエンスを見つけることが可能です。
②カスタムオーディエンス
InstagramやFacebookの利用者の中から既存のオーディエンスを見つけることが可能です。
カスタマーリスト、ウェブサイトやアプリのトラフィック、FacebookやInstagramでのエンゲージメントなどのソースを使用して、貴社のビジネスをすでに知っている利用者のカスタムオーディエンスを作成できます。
※Advantageカスタムオーディエンスでは、パフォーマンスが向上する可能性が高いとシステムが判断した場合、元々選択されているオーディエンス以外にも広告を配信することができます。
③類似オーディエンス
既存のオーディエンスデータから作成され、類似の範囲(1-10%)を設定し、リーチの最適化をすることが可能です。
※Meta Advantage類似オーディエンスでは、選択した類似度の範囲(上位1-10%)を超えて広告が配信されることがあります。パフォーマンスが改善される可能性が高いとシステムが予測した場合に、このような配信が行われます。
④Meta Advantage詳細ターゲット設定
パフォーマンスが改善される可能性が高いとシステムが予測した場合に、詳細ターゲット設定で指定した以外の利用者にも広告が配信されることがあります。
⑤Meta Advantage+ オーディエンス
過去のコンバージョンデータやピクセルデータなどに基づき、配信するオーディエンスを自動で見つけることができます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、配信している広告セットの設定も3月時点で編集が必要になる可能性がございます。
警告バナーも順次通知される様子ですので、詳細ターゲティングのみ設定しているアカウントは3/18以降で停止されてしまうケースもあります。

今一度、広告セットのターゲティングを見直し、別の配信設定をトライしてみてはいかがでしょうか。ご不明点ありましたら、以下までお問い合せください。

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