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【Meta広告】アップデート情報!フォロワーに限定した配信設定の方法

2023.02.07

Meta広告(旧名称Facebook広告)で昨年12月、新たな機能のアップデートがありました。
それは「Instagramのフォロワー限定」の広告配信です。

今までは「アカウントにアクションを実行した人」や「プロフィールにアクセスした人」など何らかの関連性があると判断されるユーザーまでしか広告が配信できませんでした。今回のアップデートでは、アカウントをフォローしているユーザーに限定して広告の配信が出来るようになりました。

アカウントをフォローしているユーザー=興味関心の確度が高いと考えられるため、有効活用することで非常に効果が期待できる新機能となっております。

そこで今回は、こちらの新機能の説明と設定方法について解説します。

1.イベント項目一覧

まずはカスタムオーディエンスでInstagramアカウントに対して設定できるイベント項目をおさらいします。
Instagramカスタムオーディエンスのイベント一覧

・このプロアカウントをフォローし始めた
・このプロアカウントにアクションを実行したすべての人
・このプロアカウントにアクションを実行したすべての人
・投稿または広告でアクションを実行した
・投稿または広告を保存した

NEW・このプロアカウントをフォローし始めた
こちらが今回新たに追加された最上級イベントです。Instagramプロアカウントのフォローを始めた人が含まれ、Instagramプロアカウントのフォローをやめた人は除外されます。

・このプロアカウントにアクションを実行したすべての人
このプロフィールにアクセスした人やこの投稿や広告に対して「いいね!」、コメント、保存、カルーセルのスワイプ、ボタンのタップ、シェアなどの何らかのアクションを実行したアカウントが含まれます。

・このプロアカウントのプロフィールにアクセスしたすべての人
実行したアクションにかかわらず、このInstagramプロアカウントのプロフィールにアクセスしたすべての人が含まれます。

・投稿または広告でアクションを実行した
この投稿や広告に対して「いいね!」、コメント、保存、カルーセルのスワイプ、ボタンのタップ、シェアなどのアクションを実行したアカウントが含まれます。

・投稿または広告を保存した
このプロアカウントのプロフィールまたは自分のフィードで、このInstagramプロアカウントからの投稿または広告を保存した人のみが含まれます。

以上がInstagramアカウントに対して設定できるイベント一覧になります。

2.メリット

フォロワーに広告を配信することでどのようなメリットがあるのでしょうか。2つ例を挙げます。
1.ファンに対して配信ができる
フォロワー=そのアカウントのファンである可能性が高いため、興味関心度の高いユーザーにアプローチが可能です。

アカウントのフォロワーが数万人単位の場合、そのユーザーに対してピンポイントで広告を配信できるので、ターゲティング精度も高く、非常に有効的であると言えます。

2.フォロワーから更に配信ターゲットを限定できる
フォロワーの中から更にコアな層に向けての配信も可能です。従来の設定通り、地域、年齢、性別まで選択できるため、商品やサービスによって設定を組み合わせることで、よりピンポイントな層へアプローチが可能となります。

3.設定方法

それでは実際に設定します。設定は非常に簡単です。
1.まずはキャンペーンを作成後、広告セットを作成し「広告セット名」を付け「コンバージョン」や「広告配信への最適化」「予算と掲載期間」など、従来の設定通りに必要な項目を選択

2.オーディンスにて「新しいカスタムオーディエンスを作成」するため、「カスタムオーディエンス」から「新規作成→カスタムオーディエンス」を選択

3.次にカスタムオーディエンスのソースを選択より「Meta Sources」の「Instagramアカウント」を選択

4.次に「Instagramカスタムオーディエンスの作成」から「ソース」で対象とするInstagramのアカウントを選択。その後、イベントを選択。

5.「イベント」で配信対象を選択するので、ここで「このプロアカウントをフォローし始めた」を選択

6.以上で設定が完了になるので、広告セット作成画面に戻っていただくと、以下のように先ほど作成したカスタムオーディエンスが設定されます。

設定は以上となります。残りは通常の広告セットの作成時と同じように、必要な箇所の設定を行えば完了となります。

4.注意点

フォロワーに限定した広告配信を行う際の注意点を2点挙げます。以下のような注意点があることも意識しましょう。
1.フォロワーが少ないアカウント
フォロワーに限定した配信のため、Instagramのアカウントのフォロワーが少ないアカウントで配信を行うことは推奨しません。

媒体からの具体的なフォロワー数の最低人数の指定はないですが、少なくとも2,000人以上はフォロワーが居るアカウントでの実施が望ましいと思われます。

2.対象はビジネスマネージャに紐付いているアカウント
設定できるアカウントはMetaのビジネスマネージャに紐付いているアカウントのみです。
フォロワーが多い競合アカウントのフォロワーに対しての広告配信はできないので、注意しましょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
フォロワーとは、その商品やサービスに対しての興味関心度合が非常に高く、ファンの様な存在のため、ターゲットの精度としては非常に高いと思います。

ただし、定期購入や定期利用が無い商品や、一度きりのサービスには不向きであるとも考えられるため、しっかりと見極めてから実施することが望ましいでしょう。

適切なタイミングで配信を行い、運用効率を上げていきましょう!