Google広告

Google広告「トピックターゲット」とは?

2021.09.06

Google広告のトピックターゲットとは、特定のトピックと関連のあるGDN上のWebコンテンツを狙って広告を配信できるターゲティング機能になります。
Googleアカウントに登録されている個人情報や利用サービスのデータなどを基に、Google側で自動的にユーザー像を設定し、広告のターゲティングに使われます。

今回はそんなトピックターゲットについて解説していきます。

1.トピックターゲットとは?

トピックターゲットとは、GDNで選択できるターゲティング方法の1つで、配信面のカテゴリを選択できるターゲティングです。
広告を出すサービスに関連するトピックを1つ以上選択すると、関連性の高いウェブサイトに広告を掲載することができます。

例えば、スポーツウェアなどの商品の広告を取り扱っている場合「スポーツ」というトピックを選択すると、スポーツに関連したWebサイトへ広告を配信することが可能です。

Google参考記事:https://support.google.com/google-ads/answer/2769377?hl=ja

2.トピックターゲットの種類

トピックターゲットには非常に多くの種類があります。

大きいジャンルのトピックだけでも26種類存在し、それぞれのトピックの中に、さらに細かく別れたトピックが存在します。

【種類】
・アート、エンターテインメント
・インターネット、通信
・オンラインコミュニティ
・ゲーム
・コンピュータ、電化製品
・ショッピング
・スポーツ
・ニュース
・ビジネス、産業
・フード、ドリンク
・ペット、動物
・不動産
・世界の国々
・人々、社会
・仕事、教育
・住居、庭
・健康
・旅行
・書籍、文学
・法律、行政
・科学
・美容、フィットネス
・自動車
・資料
・趣味、レジャー
・金融

さらに、サブトピックを含めると2000種類以上もあります。

そのため、様々なカテゴリのWEBサイトにターゲティングすることが可能ですので、
広告出稿したいサービスや商材に合わせてトピックを選択していきましょう。

3.他のターゲティングとの違い

トピックターゲットは、Google広告の配信面を指定する他のターゲティング方法と比較すると次のような違いがあります。

名称 ターゲティングの概要 インプレッション数
トピックターゲット 配信面のカテゴリを選択するターゲティング
コンテンツターゲット 入力したキーワードと関連度の高いWebサイト、アプリ、動画に広告を表示するターゲティング
プレースメントターゲット 配信先のWebサイト・アプリ・YouTubeや
その掲載場所を、URLや名前で具体的に指定できるターゲティング

インプレッション数の大きさは、

トピックターゲット>コンテンツターゲット>プレースメントターゲット
という順になります。

このようにトピックターゲットは、より大きなカテゴリを指定するため、配信面を指定するコンテンツターゲットやプレースメントターゲットと比較すると、多くのインプレッションが得られる可能性があります。

そのため、以下のような方へおすすめです。

・多くのユーザーに商品の認知を広げたい人
・最低限のターゲティングで、幅広いユーザーに配信したい人
・配信先を絞りすぎたくないけど、GDNの全メディアに配信するのは怖い人

認知目的の配信として活用できるのが、他ターゲティングとの大きな違いです。

4.トピックターゲットの設定方法

トピックターゲットの設定方法は基本的に他のターゲティング方法と変わりません。
ここでは実際の設定手順を説明します。

1.対象のディスプレイキャンペーンから「トピック」を選択し、トピックを追加をクリック。

2.対象の広告グループを選択した後に「ターゲティング(推奨)」と「モニタリング」があるので、ターゲティング(推奨)を選択。

3.様々なジャンルが出てくるので、ターゲットにしたいジャンルを選択していきます。

今回は「1.トピックターゲットとは」でも例に挙げている「スポーツ」から選択しました。
このように、スポーツジャンルでもたくさんの中カテゴリ、小カテゴリが存在します。

ターゲットに合うトピックを選択したら、最後に「保存」して完了となります。

5.トピックターゲットを効果的に使うポイント

トピックターゲットは簡単に設定することができ、便利で使いやすいターゲティング手法ですが、更に効果的に使うための2つのポイントを紹介します。

1.トピックを必要以上に広げすぎない

トピックターゲットでは、トピックを広げすぎずに中カテゴリ、小カテゴリのトピック等をうまく活用してターゲットを設定するようにしましょう。

トピックターゲットでは、個別のサイトではなく、そのトピックに関連するすべてのサイトが掲載対象となるので、広げすぎてしまうと必然的に配信ボリュームも大きくなり、無駄な配信を増やしてしまう結果となってしまいます。

トピックを選定する際は「本当にこのトピックのページに広告を出すべきか」を判断して設定を行うようにしましょう。

2.他のターゲティングと組み合わせて配信する

GDNでは複数のターゲティング方法と組み合わせて配信を行うことが可能なため、組み合わせによって広告効果を高めることができます。

例えばリマーケティングとトピックターゲティングを組み合わせれば、過去に自社サイトを訪問したユーザーが特定のトピックページを閲覧した時に限り広告を配信することができます。

また、類似ユーザーターゲティングと組み合わせれば、既存の顧客や自社サイトに訪問したユーザーと類似の新規ユーザーにターゲットを絞り、そのユーザーが、指定したトピックページに訪問した際に広告を表示させることも可能です。

様々な組み合わせの中から効果がでる組み合わせを探し出せるかも、運用者の腕の見せ所です!

6.まとめ

潜在的な顧客層を含め、幅広いユーザーに素早くリーチしてアピールできるトピックターゲットですが、トピックの幅を広げすぎず、更に他のターゲティング方法と上手く組み合わせれば広告効果最大化の強力な武器になってくれるでしょう。

設定はとても単純なので、トピックターゲティングを使用したことない方は是非試してみてはいかがでしょうか。