Yahoo広告

Yahoo!ブランドパネルに出稿する方法

2021.09.24

Yahoo!JAPANのトップページの広告枠である「Yahoo!ブランドパネル広告」、こちらのメニューはYahoo!プレミアム広告枠として、限られた代理店のみ出稿ができるもので、最低出稿額も100万円~と非常に高額なものでした。

しかし、近年のYahoo!広告のリニューアルにより、小額からでもブランドパネル枠に広告を出稿できるようになりました。

そこで今回は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)でPC・スマートフォンのブランドパネル枠に広告を配信する方法を解説します。

1.Yahoo!ブランドパネル広告とは

まず、ブランドパネルとはYahoo!のトップ画面に掲載できるディスプレイ広告です。トップ画面に掲載することで、広告インパクトが非常に大きく、ユーザーの注意を大きく引き付けることが可能です。静止画、動画問わず配信することができます。

Yahoo!ブランドパネル広告の種類
ブランドパネルは、PCブランドパネル、スマートフォンブランドパネルの2種類に分かれています。

・PCブランドパネル

PC版のYahoo!JAPANのトップページに掲載されるブランドパネル広告になります。上記のようにトップページの右上部にある広告枠で配信されます。

・スマートフォンブランドパネル

スマートフォンブランドパネルはスマートフォン版のYahoo!JAPANトップページに掲載されるブランドパネル広告になります。PCブランドパネルとは異なり、最上部に掲載されており、ファーストビューの半分近くを占めて配信ができるため、ユーザーに広告を広く認知させることができます。

2.Yahoo!ブランドパネル広告の特徴

ブランドパネルの特徴を3つほど挙げます。

1.柔軟なターゲティングが可能
ブランドパネルでは柔軟なターゲティングが可能となっております。ターゲティングの項目は下記の通りです。

▼ターゲティング項目
・性別
・年齢
・地域、曜日、時間帯
・インタレストカテゴリー
・サイトカテゴリー
・サイトリターゲティング
サーチターゲティング など…

ただし、ブランドパネル広告の配信先はYahoo!トップページのみとなっているので、別のサイトを配信先として指定することはできません。

2.キャンペーン目的は指定のものを使用
PCブランドパネル、スマートフォンブランドパネルどちらで配信を行う場合でも、キャンペーン目的は指定のものを選択する必要があります。指定以外のキャンペーンの目的を選択しても広告は配信されません。
また、キャンペーン目的にどれを選択するかによって、自動入札、手動入札に関わらず配信が最適化されます。PCブランドパネル、スマートフォンブランドパネルのキャンペーン目的については、この後の「4.入稿規定とキャンペーン目的」にてまとめております。また、詳細はこちらのページをご覧ください。

Yahoo!参考記事:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=51512

3.スマートフォンブランドパネルは日予算の下限がある
スマートフォンブランドパネルを出稿する際はキャンペーン目的にブランド認知を選択する必要があり、ブランド認知のキャンペーンでは日予算の設定額が50,000円以上としなければ配信できない仕様となっています。そのため、最低出稿額といった明確な金額はないですが、ある程度の予算を準備する必要があります。

3.Yahoo!ブランドパネルはこんな方におすすめ

ここまでブランドパネルについて解説していますが、実際にどのような場合に活用するべきなのでしょう。

1.商品・サービス認知度を着実に高めたい方
検索エンジンだけを見ると、Googleに比べて利用者数は少ないですが、Yahoo!ニュースをはじめとした人気コンテンツを誇る、Yahoo!Japanは利用者数日本No.1の最大メディアですので、こちらのトップ枠であるブランドパネル面に掲載することでブランディングや認知度の向上などの効果が得られます。

2.詳細なターゲティングを行いたい方
上記でも述べているとおり、柔軟なターゲティングを行うことが可能です。
商品・サービスのターゲットが明確である場合は、ターゲティングを行うことでより費用対効果の高い広告運用を行えます。

3.広告予算に余裕のある方
ブランドパネルは広告費用に余裕のある方におすすめです。理由としては、広告掲載料がリスティングと比較して高くなることが多いためです。
大量のユーザーが閲覧するYahoo!トップページに掲載する広告である分、料金が高くなる点はやむを得ません。広告費をかけてでも成果を出したい際に最適といえます。

4.入稿規定とキャンペーン目的

PCブランドパネル、スマートフォンブランドパネルそれぞれの入稿規定、キャンペーン目的の設定方法をまとめております。

▼入稿規定
【静止画】

項目 PC版ブラパネ スマホ版ブラパネ
ファイル形式 GIF 89a、JPEG、PNG GIF89a、JPEG、PNG
アスペクト比 1:01 16:09
最小ピクセルサイズ 600×600 640×360
ファイルサイズ 最大3MB 最大3MB

【動画】

項目 PC版ブラパネ スマホ版ブラパネ
動画フォーマット .mp4 .mp4
アスペクト比 16:9もしくは1:1 16:09
最小ピクセルサイズ 640×360、600×600 640×360
ファイルサイズ 200MB以下 200MB以下

▼PCブランドパネルのキャンペーン設定方法
【静止画】

静止画を出稿する際は、キャンペーン目的を「サイト勧誘」もしくは「コンバージョン」に設定します。

【動画】

動画を出稿する場合は、キャンペーン目的を「サイト勧誘」「コンバージョン」「動画再生」に設定します。

なお、キャンペーン目的が「コンバージョン」「サイト勧誘」はクリック課金、「動画再生」の場合は動画再生課金(10秒の再生で課金)となります。

各種設定を行い、プレイスメントターゲティングを選択。

PCブランドパネルのみに広告配信をする場合、プレイスメントターゲティングは「toppage.hahoo.co.jp」を登録します。

後は、必要なバナーを入稿して完了となります。

Yahoo!の参考記事もございますので、こちらも参考にしてみてください。

Yahoo!参考記事:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=72189&o=default

Yahoo!参考記事:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=35207

▼スマートフォンブランドパネルのキャンペーン設定方法
【静止画・動画】

スマートフォンブランドパネルは静止画・動画のどちらを出稿する際でも、キャンペーン目的は「ブランド認知」を選択します。

キャンペーン目的が「ブランド認知」の場合、ビューアブルインプレッション課金(1,000impにつき課金)となります。

ビューアブルインプレッションは、広告の50%が1秒以上表示された場合にカウントされます。

各種設定を行い、プレイスメントターゲティングを選択。

後は入稿ルールに沿ってクリエイティブなどの入稿を行うだけです。スマートフォンブランドパネルに出稿する際の入札金額ですが、公式ヘルプでは¥1,500~¥1,600程度と記載があります。推奨入札価格よりも低い値段を設定していると、配信されない場合があります。

こちらもPCブランドパネル同様のヘルプページがあるので、参考にしてみてください。

Yahoo!参考記事:
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/display/articledetail?lan=ja&aid=72219&o=default

Yahoo!参考記事:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=62815

5.まとめ

今回ご紹介したブランドパネル広告は、従来の大規模リーチやブランディング、認知向上の効果に加えて、運用型のターゲティング機能を加えることで見込み客の効率的な集客やコンバージョン効果まで見込める広告です。

キャンペーン目的や広告仕様、各種ターゲティング、入札単価設定などを正しく理解して、
販路拡大の施策として試してみてはいかがでしょうか。