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レスポンシブ検索広告の設定方法とそのメリットとは?

2021.06.04

レスポンシブ検索広告では、豊富なテキストを使ってユーザーに関連性の高いメッセージを表示することができます。

今まではGoogle広告のみのサービスとなっておりましたが、先日Yahoo!広告にもレスポンシブ検索広告が導入され、今後は設定が必須となっている広告の一種となっております。

では、レスポンシブ検索広告を設定することによってどのようなメリットがあるのでしょうか?
本記事では、レスポンシブ検索広告のメリットと初期の設定方法について解説していきます。

1.レスポンシブ検索広告とは

レスポンシブ検索広告とは、広告タイプの1つで、Google広告ではRSA(Responsive Search Ads)とも呼ばれております。

特徴は以下の通りです。

・見出しを15個、説明文4個をそれぞれ最大で登録できる
・登録された見出し・説明文の中から自動的に組み合わされて表示される
・広告の有効性を確認できる機能がある

登録できる見出しと説明文のアセットは多いですが、表示される際はこの中から自動的に組み合わせが決定され、最大3つの見出しと2つの説明文が表示されます。つまり実際に表示される際は通常の拡張テキスト(Yahoo!広告は拡大テキスト)と変わりありませんが、最も成果の見込める広告の組み合わせが時間とともにテストされ、検索語句に対して最も関連性の高い組み合わせが特定されます。

Google広告参考記事:https://support.google.com/google-ads/answer/7684791

2.レスポンシブ検索広告のメリット

レスポンシブ検索広告のメリットですが、Google広告のヘルプには次のように記載されております。

Google広告参考記事:https://support.google.com/google-ads/answer/7684791

1.デバイスの幅に適応した広告が作成される
PC・スマートフォン・タブレットそれぞれのデバイスによって画面に表示される際のサイズが異なります。デバイスの幅に合わせて文字数が多い見出し|説明文、文字数が少ない見出し|説明文が組み合わさって表示されることにより、訴求力の高いメッセージを伝えることができます。

2.検索語句の一致率が高まり、オークションの入札数が増える
見出し・説明文が複数設定されているので、検索語句に対して広告文の一致率が高くなります。品質スコアにも「広告の関連性」とあるように、一致率が高くなると広告の品質にいい影響を与え、結果として参加オークションが増え、表示回数の増加につながります。

他にも様々なメリットはありますが、こちらについてはGoogleがYouTubeでも解説をしておりますので、よろしければこちらも参考にして下さい。

Google広告チュートリアル:https://www.youtube.com/watch?v=eVYZzvaxN0Y

3.レスポンシブ検索広告の設定方法

レスポンシブ検索広告の入稿方法について、Google広告、Yahoo!広告それぞれで説明していきます。

Google広告
基本的には通常の拡張テキスト広告と設定方法は同じですが、異なる部分もあります。

①まずは通常の広告画面へいきます。こちらでレスポンシブ検索広告が未導入のアカウントについては、既にレスポンシブ検索広告を推奨している場面が出てきます。出ていない場合は左上のプラスボタンより選択できます。

②レスポンシブ検索広告より進むとこのような画面が表示されます。入稿する部分は画像左の赤枠内の部分になります。入稿ルールは拡張テキスト広告と変わらないので、こちらに複数の見出しと説明文を入稿していきます。

設定は以上になります。

レスポンシブ検索広告には以下の画像のように「このアセットは見出し1に固定したい」という場合にピン留め機能が使えます。見出し1~3、説明文1~2のどの箇所でもピン留めが可能です。ただし、固定しすぎてしまうとレスポンシブ検索広告のメリットがなくなってしまいますので、使用する際は注意しましょう。

Google広告は設定後に広告の有効性が確認出来るようになっているので、こちらの有効性を参考にしながら、是非優良の組み合わせを作成してみてください。

また、Google広告のレスポンシブ検索広告も拡張テキスト広告と同じく、キーワード挿入機能も使用できます。

Yahoo!広告
①管理画面の「広告」より「広告作成」を選択すると拡大テキスト広告かレスポンシブ検索広告どちらかを作成するか選べるので、レスポンシブ検索広告を選択。

②「広告名」を選択し、赤枠内の「タイトル」「説明文」などを入稿して保存すれば完了

Yahoo!広告もGoogle広告同様にピン留め機能があります。「表示位置の固定」から好きな順番を指定して固定することができます。ただしこちらも同様に、固定しすぎてしまうと最適化がかからなくなってしまうので注意が必要です。

Yahoo!広告はGoogle広告のようなキーワード挿入機能は使用できませんが、入稿方法は通常の拡大テキストと変わらないので入稿しやすいかと思います。

4.まとめ

レスポンシブ検索広告では、広告の見出しや説明文のアセットが少なかったり、類似した訴求内容のアセットのみでは機能を最大限に活用できません。有効活用するには、入稿する見出し・説明文の適切な設定が重要です。Google広告の有効性から判断するのも1つの方法だと思います。

通常の拡張テキストを見直すこともできるいい機会となるはずなので、是非色々なパターンを試して運用に活かしてください。