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オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」について

2024.05.16

先日、Yahoo!広告にてオーディエンスリスト「広告アクションユーザー」の提供を開始したことを発表しました。今回は、その概要や対応内容を紹介します。

1.リリース概要

■広告アクションユーザーとは
オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」は、指定した広告に対してアクション(クリック・コンバージョン・動画視聴のいずれか)を行ったユーザーをリストとして蓄積し、ターゲティングして広告配信できます。

■背景・目的
今後サードパーティーデータの規制が一層厳しくなる中でも、高い広告効果を発揮する広告配信方法を提供するため

■メリット

  • 指定した広告に対してアクションを行ったユーザーをターゲティングして広告配信が可能
  • これまで広告管理ツール上ではターゲティング目的で利用できなかったデータをあらゆる広告主様が広告配信に活用可能

2.機能詳細について


想定の利用例は上記の通りです。

■蓄積するユーザー条件について
※1:動画視聴を選択した場合、さらに再生時間や再生割合を指定します。
※2:ここでのコンバージョンはクリック経由のコンバージョンと推定コンバージョンを指し、レポート項目の 「コンバージョン数」に該当します。
ビュースルーコンバージョンは対象外です。
※3:リスト作成後はこれらの項目を編集できません。変更したい場合は新しくリストを作り直す必要があります。

■作成イメージ
①右上の「ツール」ボタンからオーディエンスリストを選択

②「オーディエンスリストを作成」を選択し、「広告アクションユーザー」を選択

③項目に沿って内容を入力

■注意事項
・広告アクションデータソースとして利用するデータには審査が必要
・ユーザーサイズが1000件未満の場合、そのリストは配信利用できません。
・リスト作成後、ユーザーサイズ反映に時間がかかる場合があります。

3.審査について


「広告アクションユーザー」の利用にあたっては、広告データ利用基準を遵守しているか審査が必要となります。審査タイミングや審査基準は上記の通りです。

※広告データ利用基準について
【第3章 データの利用】
1. 慎重に扱うべき個人に関するデータを利用したターゲティングの禁止
8. 未成年者への保護

■基準に抵触していると判断された場合の影響「広告アクションユーザー」が審査否認となった場合は、メールでの通知および広告管理ツール上で確認が可能となります。
そのため、仮に審査否認となった場合は、以下の対応が必要となります。

①審査否認リストの作り直し
→審査否認リストは利用不可となるため、新規で作り直す必要があります。
審査否認広告を広告アクションデータソースから除外して、作り直してください。②配信停止となった広告グループの再開
→審査否認リストをターゲティング設定している配信中の広告グループがある場合、
その広告グループの配信は停止します。 新しく作り直したリストを設定し直すことで、配信は再開します。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のオーディエンスリスト「広告アクションユーザー」については、これまでリターゲティングで反応が良かったアカウントの代替え施策としても活用できそうです。
まだリリース間もない施策ですが、早期に対応することで色々な検証も可能かと考えられますので、是非この機会に実施してみてはいかがでしょうか。

ご不明点等ありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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