Google広告

Google広告の検索クエリ分析を効率化できるスクリプトをご紹介!

2022.11.09

リスティング広告において、検索クエリの分析は非常に重要です。
検索クエリを把握することで、ターゲットがどんなキーワードを使い、どんな目的で行動しているのかを知ることができます。

広告表示させたくない余計なキーワードで流入していないか?などを確認することはもちろん、コンバージョンに繋がった新しいキーワードがあれば新たにキーワード追加ができるなど、検索クエリは様々な活用方法があります。

今回は、その検索クエリを分析するのに役立つGoogle広告のスクリプトをご紹介します。

1.通常の検索クエリの確認の仕方

通常、Google広告で検索クエリ(検索語句)の確認の仕方は以下で確認することができます。

Google広告 > キーワード > 検索語句

赤枠で囲っているのが検索クエリ(検索語句)です。
ここで登録したキーワードからの部分一致や完全一致類似パターンで広がった検索クエリをみることができます。

しかし、配信金額によっては検索クエリが膨大にあり、整理しきれない場合も多いです。
そのため、以下ツールにて効率化できる部分もあると思うので、是非参考にしてみてください。

2.検索クエリ分析が効率化されるスクリプトについて

実際にスクリプトを実行してスプレッドシートに出力した画面です。

こちらのスクリプトを使用すると、クリック数・表示回数・CV・CVRなどの主要な指標を網羅したデータが自動的に出力され、検索クエリを語句単位で確認できるようになります。実際に使用した例をご紹介します。

検索語句ごとにさまざまなデータが出力され、検索語句に実際に含まれる組み合わせが語句の数ごとにシートが生成されます。

例えば、「コーヒー 通販 東京」のように検索されていた場合、語句1つのシートであれば「コーヒー」「通販」「東京」にデータが分かれて表示されます。
語句2つのシートであれば「コーヒー 通販」のような組み合わせにデータが含まれるようになります。

このようなデータが見られることで、
・どの語句同士の組み合わせでコンバージョンに至りやすいか
・逆にどの語句同士の組み合わせはコンバージョンされないか

などが分析しやすくなっています。

このデータを使えば、検索クエリを語句単位で確認でき、コンバージョンに至らないクエリや成果の良い語句の組み合わせなどが特定できます。
※今停止中のキャンペーンのデータは出力できません。
では、早速設定方法をみてみましょう。

3.スクリプトの設定方法

1.Googleスプレッドシートを用意します。

こちら、空のスプレッドシートを用意すればOKです!

■スプレッドシートの作り方
・Google ChromeのURLバーで「sheet.new」と検索する

以上です。

編集権限だけは付与しておきましょう。

スプレッドシート > 共有 > リンクを知っている全員 > 編集

2.Google広告 > ツール > スクリプトに移動

3.スクリプトコードを以下ダウンロード先から入手

ダウンロード先:https://www.brainlabsdigital.com/marketing-library/search-query-n-gram-performance-script/

E-mailを入力する欄があるので、入力し、「Submit」を押します。
すると、以下のようにコードがでてきます。

こちらのコードをコピーします。

4.スクリプトコードを一部編集

以下、部分を一部編集します。

a;期間
b;キャンペーン名
c;準備したスプレッドシートのURL
d;抽出したい検索クエリの語数

赤線で囲った部分が編集が必要な箇所です。
こちらを編集したものを、Google広告のスクリプトに入れます。

5.※2.より 青色の「+」ボタンを押して新しいスクリプトの作成

6.以下、3手順を実行します。

①;承認をする(ログインが求められます)
②;4.で編集したスクリプトを入力します
③;実行します

こちらで準備したスプレッドシートに反映されます。

一番右のシートでは、以下のように、語句の数ごとにも一覧で表示してくれるので、どの語句数がCV貢献しているかなどもチェックすることができます。

4.まとめ

検索クエリは運用型広告の効果改善において、非常に重要な活用ツールです。
キーワードの除外や追加などの多岐にわたって活用できます。
その分、検索クエリの量が膨大で、判断に迷う場合も多いかもしれません。

そんなときに、こちらのツールなどを利用して、判断材料の一つとして活用すれば作業時間を短縮にもつながると思います。

是非、一度活用してみてはいかがでしょうか。