2022.05.19
近年では、SNSが発展しあらゆる情報がSNSに集まるようになったことで、ユーザーは商品の購入やそのためのリサーチをSNS上でも行うようになりました。
人気SNSであるInstagramも例外ではなく「ショッピング機能」という便利な機能を使って、ユーザーは以前より簡単にオンラインで買い物をすることができます。
今回はそんなInstagramのショッピング機能を加速させる「ショッピング広告(商品タグ付き広告)」についてご紹介していきます。
Instagramには投稿に「商品タグ」を設置して、投稿からそのまま商品ページに遷移することができる「ショッピング」という機能があります。
※本広告を出稿するためには、Instagramのショッピング機能を活用している必要があります。
Instagramショッピングの始め方についてはこちらからお問い合わせ下さい。
ユーザーがInstagramの投稿で「この商品いいな」と思ったらそのままオンラインショップへ誘導できるため、ユーザーの熱量を下げることなく商品理解を深め、商品購入につなげることができます。
この機能を利用した投稿を、「広告」として利用するのがショッピング広告(商品タグ付き広告)です。
参考;既存のショッパブル投稿を商品タグ付きの広告として掲載する
https://www.facebook.com/business/help/384793215494212
<参考;Instagramショッピング広告(商品タグ付き広告)>
画像提供:Coffee&Roaster one
https://one-coffee.jp/
Instagramショッピング広告(商品タグ付き広告)の配信可能な面は、ホームタブの投稿フィードと発見タブの2か所です。
フィード面は、いわゆる投稿フィードのタイムラインです。
発見タブは、タブへ移動した際の投稿がモザイク状に並ぶ画面ではなく、その中から投稿をタップしてスクロールした場所となります。
参照;Instagram for Business
https://business.instagram.com/
フォーマットはシングル画像、カルーセル、動画から選択することができます。
広告色を感じさせない自然な出稿
Instagram上の投稿をそのまま利用する仕組みとなっているので、他の広告と比べて「広告色」を感じさせにくい仕様となっています。
そのため、広告に対するユーザーの嫌悪感も軽減される可能性があります。
※セールや告知などの投稿を広告とした場合は、これに該当しません。
広告出稿までの準備が少ない
既にInstagramに投稿されているものを活用するため、他の広告とは異なり、新たに画像や原稿文などのクリエイティブを用意する必要がありません。
急ぎの広告出稿などにも活用できる手法です。
クリックできる箇所が多い
通常の広告では、「詳しくはこちら」などのボタンや、アカウントアイコン(ホーム画面に遷移)のみクリック可能ですが、ショッピング広告(商品タグ付き広告)では商品タグもクリックすることができ、多くのユーザーを誘導できる可能性が高まります。
設定方法に入る前に、以下2点を必ず確認しましょう。
上記を満たしている場合のみ、ショッピング広告(商品タグ付き広告)の出稿が可能になります。
ここからは、Facebook広告マネージャの設定方法をご紹介します。
① Facebook広告マネージャの広告作成の画面に行き、作成をクリック
② 広告に任意の名前をつけ、「次へ」をクリック
③ 広告作成画面の 広告設定 > 「既存の投稿を使用」 を選択
④ クリエイティブ > 「投稿を選択」をクリック
⑤ 投稿を選択の画面で「Instagram」を選択
⑥ 任意の投稿を選択すると下部に「Selected Instagram Post」と選択結果が現れるので「次へ」をクリック
⑦ 「ボタンなし」のプルダウンが現れるので、任意の項目を選択
⑧ ウェブサイトURL(必須)の項目が現れるので、商品のURLを入力
Google Analyticsなどの解析ツールでInstagram広告の効果計測をしている場合は、ここでURLと一緒にパラメータも設定する必要があります。
⑨ 最後に「公開」をクリックして、設定完了です。
Instagramのショップタブの中にも広告が表示されますが、今回ご紹介している広告とは全くの別ものです。
ショップタブ内の広告は、ショップタブの中で見られる広告で、商品が並んでいる中に一緒に掲載されている広告です。
ちなみに広告を見分けるポイントは、以下参考画像のように、左上にアイコンが出ていて、左下に「広告」と記載されているものが広告です。
<参考;ショップタブ内の広告>
参照;Instagramフィード
いかがでしたでしょうか?今回は、商品タグ付きのショッピング投稿を広告で出稿する方法をご紹介しました。
Instagram投稿は基本的に自分のフォロワーのみのため表示範囲はある程度限定されますが、ショッピング広告(商品タグ付き広告)はフォロワー以外のユーザーにも表示範囲を広げることができるので、商品やブランド認知の向上、売上げアップの可能性をあげることができます。
事前にInstagramショッピング機能を実装することが必須ですが、こちらのハードルを超えてしまえば、カンタンに出稿できる広告手法ですので、是非実施してみてください!